というよりは、まとめ漏れがあったので追記を!
テーマはインジェクションチューニングの必要性。
ホントはこの記事を先にUPするべきスターウォーズ的な展開です!
はじめに、特に新しくハーレーにお乗りのお客様にとっては『インジェクションチューン』やら『フルコン』、『フラッシュチューニング』などなど難しそうなワードを聞くと、とっても敷居が高そうなイメージがあるかもしれませんが、ハーレーのインジェクションチューンの理解、じつは、
『とってもカンタンです!』
【インジェクションチューンの必要性】
☆超簡単に言うとチューニングは“足し算”
図の車輌は新入荷2013年式ソフテイルスリム
まず、お話の入口として“超簡単”に図解としたものが上の画像。
②燃料噴射装置から噴射されるガソリンとが混ざったモノ(混合気)がエンジン内に送られ、燃焼。
③燃焼後の排気がマフラーから出ます。
この図式の関係から、ハーレーには色んな音が楽しめるマフラーが複数売られていますが、ノーマルに比べ音の出るカスタムマフラーだけを交換して走ってしまうと、マフラーから出る“排気”の量だけが多くなり、“吸気”の際の燃料の量が変わらないので、エンジン内のガスの濃度がうすくなってしまい、
・エンジン温度が加熱する
・トルクが少なくなり、遅いマシンになる
などなど
の状態となってしまい、マシンにとって良い状態とは言えません。
つまり、マフラーに合った量をしっかりエンジンに入れなきゃならんのです。
・・ところで、皆様お気づきでしょうか?
このソフテイルスリムはハイフロー(よりたくさんの空気を吸うの意)エアクリーナーとしてあまりにも有名なS&Sティアドロップエアクリーナーをすでに装備しているではありませんか!
ならば安心!めでたし、めでたし!
・・・
『ちょ~っと待った~!
何かが足りない!!』
・・とってもベタな展開になってしまいましたが確かに何かが足りない。
そうです。ガソリンの量です・・!ちゃんとガソリンを足してやらなきゃならなかったのですね。
ここで、ちょっとだけ詳しい説明に移りますが、空気とガソリンが混ざる比率を『空燃比』※1といいます。
その空気とガソリン比率である空燃比の調整をインジェクションハーレーはコンピューターがつかさどっています。
これがインジェクションハーレーに搭載されているノーマルのコンピューター『ECMエンジンコントロールモジュール』。
このノーマルECMはノーマルハーレーの状態、つまり車検対応であるノーマルのマフラーと対応するようにプログラムされているのです。
もちろん、ノーマルECMは迫力あるカスタムマフラーに交換した場合、それに対応するわけがありません。
もうお解りでしょう!お乗りの愛車の状態に適したセッティングにするために必要なのが『インジェクションチューニング』なのです。
今回は解りやすくインジェクションチューニングが必要な理由から説明させていただきましたが、インジェクションチューニングによって得られる効果は大きくは次の通りです。
・スロットルレスポンスやパワー&トルクが向上し劇的な性能アップを体感。
・最適なセッティングとアイドリング値を適度に下げることによりエンジンの加熱を抑え長期的なエンジン保護効果を高める。
一概にオススメは出来ませんが俗に言うキャブのような“3拍子”に近い状態を造り出すことも理論上可能です。
※動画はサンダーMAXによるアイドリング状態のエンジン音
チューニングによるエンジン冷却効果に関しては、サンダーMAXのメーカーZIPPER'Sの資料がありますのでまた次回!
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