2021年2月26日金曜日

【内圧コントロールバルブ“その効果は?!” つづき】

 ベガス本店ショールームです♪


前回の記事、

【“内圧コントロールバルブ”その効果は?!】

のつづき...というか、
正直言うと追記...つまり書き忘れですw


エンジンのクランケース内圧を下げ、負荷を抑えることでチューンナップ効果を得ることができる『NAGバルブ』。

その体感できる複数のメリットのひとつ、
『扱いやすくなるエンジンブレーキ』
のインプレッションをOオーナーお願いいたします!!

※ 前回の記事用にしっかりインプレッションをいただいていたのにこの内容だけ掲載するのを忘れていましたm(_)m


『前評判の通り、エンジンブレーキのかかりが抑えられて以前のような大きな減速ギャップがなくなった』
『けどエンブレが効かなくなったワケじゃないから総評としては乗りやすくなったと思う』

ハイ、オーナーありがとうございましたm(_)m

ちなみにNAGバルブの取り付け後効果の内、ココは結構大きな訴求ポイントでした☆


ついでに、以前から同パーツ取り付けを推奨してきた当店整備主任にも取り付け後テスト走行の総評を☆


【なぜか図に書いて説明してくれた主任】

『う〜ん、エンジンの稼働が全体的にスムーズになって、特にスタートの出だしやスロットルの伸びは確実に体感できると思います。うーん。』

『ブワーッって回るカンジ。』

『う〜ん、このパーツを装着する前の状態で普段感じているエンジンブレーキがクランクケース内圧の正体。それをNAGバルブ取り付け後は減圧することによってエンジンブレーキの効きが減少するから結論として扱いやすくなると思います。うーん。』


整備主任もありがとうございました!


普段何気なく感じている『エンジンブレーキ』。コレがクランクケースの内圧であったとは目からウロコですよね。


そもそも、ハーレーのビッグボア・ロングストロークエンジンは極力エンブレを使わないほうが良いとの説が有力です。(エンジンの負担、寿命に対して)


また、急激なエンジンブレーキは燃焼室の圧縮により、シリンダーとピストンリングのクリアランスより未燃焼ガスがクランクケースに吹き抜けてしまう原因となります。


これがどんな悪影響を生むかと言うと、吹き抜けたガソリンがエンジンオイルに混ざってしまいエンジンオイルの性能を落とします。コレが専門用語で言うトコロの『ブローバイ希釈』。エンジンオイルを約2000キロ毎で交換することが推奨される最大の理由となっております☆


さらに、強いエンブレはエンジン内に高負荷を掛けますのでガスケット抜けによるオイル漏れを引き起こす原因でもあります。


...というコトでNAGバルブの持つ複数の取り付けメリットに、

・オイル漏れ抑制
・オイル劣化の制御
がうたわれているのですね。


『え?!ハーレーでもエンブレシッカリ効かせないと俺は走れねぇよ...』

...と突っ込んだ峠小僧はおりますか?!
...ハイ私ですw

たしかに峠道のコーナー手前のなめらかな減速や、下りコーナーではエンジンブレーキだけが頼りとゆっても過言ではありません。

しかし、ワインディングルートをこよなく愛するハーレーオーナーは比較的過剰にかかりがちなハーレーのエンブレを、スロットルを同調させたり、クラッチのミートポイントでクッションを与えたりと無意識にテクニックでカバーしていることが予想されます☆

これが、ゆるやかに効くエンブレとなれば、テクニックを駆使せずともより軽やかにワインディングを楽しめるハズです☆

さてさて、かなり負荷イイお話でしたのでご質問はお気軽に☆

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