ベガス本店ショールームです♪
今日は時候ネタ。
ベガス本店テラスデッキから眺める爽やかな雨空☆
『雨男』
お客様の中にもツーリング仲間からこうイジられている方がいらっしゃるかも知れません。
しかし、雨男から言わせると統計上1年の半分は雨らしいですから表が出るか裏が出るかの確率に過ぎません。
...と弁明を強調するワタクシもそのようないわれのない差別を受け続ける一人で、はじめはからかわれているだけと思っていましたが、次第に雨の日でも台風以外はいかなるアウトドアアクティビティでも予定を変えないと志すようになり、気付けば『カッパおたく』になってしまいましたw
雨対策の要であるカッパですが、バイクに乗り始めたばかりの方も含め考察してみましょう♪
【カッパの選択肢】
・一張羅的カッパを大切に使う
・ホムセンカッパを使い捨てる
の2択です。
一張羅的カッパのメリットはゴアテックスを代表とする防水透湿素材のおかげでほぼほぼ雨が染みずに、ウェア内温度が快適であること。デザインによっては用途に限らずカッパ以外としても着られること。デメリットは1度使うまでは物欲が加味されないと得にくいコスパ。
一方、ホムセンやワークのカッパは、ダメなら1、2回で捨てられる潔さがメリット。デメリットはカッパなのに濡れることや己の汗で濡れること、着脱しにくいことです。不快上等!との割り切りがバイカーとしての資質ですが風邪をひかない抵抗力を高めておく必要もあります。
この選択結果は互いに相容れる必要はありませんが、着用する時間と頻度がひとつの判断基準です。着用時間が長ければ浸水による被害や不快感が強くなり、短ければガマンしやすい。使用頻度が多ければ必需品としてのコスパを加味するからです。
どちらを選ぶにせよ、バイクは1年を通して中に着込むことが多いので大きめのサイズがオススメです。その点、用途を割り切ったホムセンカッパは4Lとか5Lとかオーバーサイズが買いやすいというメリットもあります☆
【メンテナンスによる雨対策】
透湿性能など機能素材を使用したカッパはメンテナンスによって性能が上がります。...というより基本洗濯しながら長く着るTシャツのようなモノです。
☆ 洗い方 ☆
洗濯機で、すすぎ×2回 脱水なし または手洗い
※洗剤は中性のできれば専用洗剤
⇒
陰干し乾燥
⇒
乾燥機(低温設定)
※ コレをして撥水効果が弱ければ、洗濯後のタイミングで撥水剤施工行程を追加します。
Point: 洗濯が必要な理由は、時々皮脂やヨゴレを落とすことで撥水・透湿性能が高まり、長く使えるから。
Point:乾燥機をかける理由は、撥水基と呼ばれる機能素材表面の起毛が熱処理により立ち上がり生地本体が持つ撥水効果を高めることと、撥水剤を使用した場合は熱処理により高定着し効果が高まること。低温設定にしないと最悪溶ける。
【保管という名のメンテナンス】
バイクと同様、保管環境もメンテのひとつ。どんなカッパも濡れっぱなし大敵。キホンは使用後シッカリ乾燥させて畳まず衣紋掛けに吊るすが◎ 透湿素材のモノでも劣悪な保管環境が続くと加水分解と呼ばれる劣化が起こり使い捨てとなります。
【小道具の活用】
・ネックゲイター
ゲリラ豪雨の中、高速道路を走行するとカッパを着ているのに胸元がグッショリなんてことありますよね?アレは一瞬カッパの評価にしてしまいがちですが、実はヘルメットとカッパの首元の隙間から雨が進入しているのです。
防寒のものはウォーマーとも呼ばれますが、機能素材を使用した冷感のモノもあります。口元までマスクのように装着することもできオールシーズン重宝します。
・リストバンド
同様、手首までしかない夏用グローブだと、カッパの袖口から雨が侵入してしまう場合があります。リストバンドは冬のすきま風対策にも使われますが、風が入りにくい=雨もしかり
・レインスパッツ(レインゲイター)
最近、人気再燃のフリスコスタイルのミッドハイペグで乗ったりしたらパンツの裾がせり上がって靴の中ズブ濡れになりますよねぃ? ローライダーのミッドコンでもダナーあたりのMIDハイブーツだとチラ見せ効果あり。フォアコン全般は正にUPドラフト状態です。これは主に登山用、もしかしたらスノースポーツする方ももっている?のレインスパッツを使用すると同被害を相当防げます。モチロン、靴が防水でなければ意味がありませんが。
・レインオーバーソックス
モンベル製が有名な水たまりでも濡れない魔法の靴下。メリットは靴下が濡れないことでデメリットは靴が濡れること。
グローブに関してはカッパと同様ですが、基本的には素材に関わらず洗濯できないという表記のモノが多いです。ヘルメットはフルフェイスがベストです☆
全国の雨男&雨女さん、雨なんてヘッチャラですよね?!
つづく
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