今日は標記のお題。
『マスツーリング』。
とは、集団や団体ツーリングの意味。つまり大所帯ツーリングのことです。
マスツーリングは走る楽しみと、その日参加したのメンバーと旅をシェアする楽しみが合わさります。普段はソロツーリング派という方もたまに参加すると楽しいモノ。
さて、今日はマスツーリングの基本テクニックを。
ライテクまではいきませんが始めましょう♪
まず、マスツーリングの基本ルールになるのが編隊構成。
決してカタいお話ではなく、つまりは先頭役と最後尾役の人を予め決めて、その間を参加メンバーが走り、同じルートを共に走るというもの。
マスルーリングの編隊は多ければ40~50名以上となることもあります。そのとき役立つテクニックが“走行形態”。大所帯のツーリングでは走るシーンに合わせてこの走行形態を変更しながら走ることでいろいろなメリットがあります。
はじめに『千鳥走行』。
図のように互い違いに並び走ることを指します。
これにより、縦一列に並んで走る場合と比べると、同じ車間距離でも隊全体の長さを縮めてコンパクトにすることができます。
また、縦列走行時とくらべ前方の視界が見やすい、状況が早く把握でき、ブレーキングなどの操作へ一早く移行できるというメリットがあります。
安全な車間の取り方としては、斜め前方のバイクと自機との距離を約1.5~2メートル位しっかりと確保し、斜め前方のバイクミラーに自機が映るすることが理想的です。
道路路肩に停車中の車輌や高速道路の工事などの障害物がある場合は、
イメージ図のようにスムーズに回避しやすいのです。
また、市街地の信号待ちなどで停車する場合も・・
2台ずつ詰めて停車することにより隊全体がコンパクトにまとまります。
とすると、千鳥走行だけ守ればイイ!
・・のではありません!!
峠道などクネクネしたコーナーを走ることを『ワインディング』といいますが、特にこのようなシーンの場合は、千鳥走行から縦一列へと形態を変更させ走行します。ワインディングは“アウト イン アウト”などのワードが代表的ないわゆる『ラインどり』をしつつ走行する場面ですので、間違って千鳥走行のまま走行するとキケンです。
また、ワンインディングでは、タイトなコーナー、ヘアピンカーブ、登り坂や下り坂といった起伏に富んだコースを走行することに愉しみがあります。
そこでは、やはり十分な車間確保と『自分のペースで走る』ことが重要となります。なぜなら、ビギナーにありがちな落とし穴として、ゆっくり走っていると置いていかれるという不安感からスピードの速いバイクのペースに必死についていこうとすると、追いかけるがあまり減速ポイントでの速度超過となってしまい曲がりきれない、または転倒する可能性が発生してしまいます。
前のバイクがコーナーの先に隠れ見えなくなっても、決して焦らず自分のペースで。がキホンです。
いわゆる、バイクのライディングテクニック『ライテク』に関する情報はインターネットにたくさん載ってますのでいくつか見て参考にしてみてもいいかも知れません。
あと、渋滞時のすり抜けなどもモチロン縦一列です。
そして、さらには経験のあるライダーによる隊列のサポート担当を決めておくとよいと言われます。
図のようにサポート担当でビギナーを挟むように走行すると、隊列全体の走行スピードが安定し危険回避の効果が期待できます。
また、一般に40~50台以上のマスツーリングともなると、先頭が一定の速度で走行したとしても、最後尾に従って速度が上がっていくと言われます。車間と平均速度が関係しているのでしょう。
つまり、初顔合わせに近いマスツーリングの場合、ビギナーは自己申告で、または一緒に走っていて気づいたライダーが声がけをして、隊の前半エリアで走行するように進めると安全度が増すと言えましょう♪
ソロツーリングもマスツーリングも安全運転で。
目標は『無事故のツーリング』!
みんなで楽しみましょう♪
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