2021年2月26日金曜日

【内圧コントロールバルブ つづき】

 ベガス本店ショールームです♪


前回の記事、

【“内圧コントロールバルブ”その効果は?!】

のつづき...というか、
正直言うと追記...つまり書き忘れですw


エンジンのクランケース内圧を下げ、負荷を抑えることでチューンナップ効果を得ることができる『NAGバルブ』。

その体感できる複数のメリットのひとつ、
『扱いやすくなるエンジンブレーキ』
のインプレッションをOオーナーお願いいたします!!

※ 前回の記事用にしっかりインプレッションをいただいていたのにこの内容だけ掲載するのを忘れていましたm(_)m


『前評判の通り、エンジンブレーキのかかりが抑えられて以前のような大きな減速ギャップがなくなった』
『けどエンブレが効かなくなったワケじゃないから総評としては乗りやすくなったと思う』

ハイ、オーナーありがとうございましたm(_)m

ちなみにNAGバルブの取り付け後効果の内、ココは結構大きな訴求ポイントでした☆


ついでに、以前から同パーツ取り付けを推奨してきた当店整備主任にも取り付け後テスト走行の総評を☆


【なぜか図に書いて説明してくれた主任】

『う〜ん、エンジンの稼働が全体的にスムーズになって、特にスタートの出だしやスロットルの伸びは確実に体感できると思います。うん。』

『ブワーッって回るカンジ。』

『う〜ん、このパーツを装着する前の状態で普段感じているエンジンブレーキがクランクケース内圧の正体。それをNAGバルブ取り付け後は減圧することによってエンジンブレーキの効きが減少するから結論として扱いやすくなると思います。うん。』


整備主任もありがとうございました!


普段何気なく感じている『エンジンブレーキ』。コレがクランクケースの内圧であったとは目からウロコですよね。


そもそも、ハーレーのビッグボア・ロングストロークエンジンは極力エンブレを使わないほうが良いとの説が有力です。(エンジンの負担、寿命に対して)


また、急激なエンジンブレーキは燃焼室の圧縮により、シリンダーとピストンリングのクリアランスより燃焼ガスがクランクケースに吹き抜けてしまう原因となります。


これがどんな悪影響を生むかと言うと、吹き抜けた燃焼ガスがエンジンオイルに混ざってしまいエンジンオイルの性能を落とします。コレが専門用語で言うトコロの『ブローバイ希釈』。エンジンオイルを約2000キロ毎で交換することが推奨される最大の理由となっております☆


さらに、強いエンブレはエンジン内に高負荷がかかりますのでガスケット抜けによるオイル漏れを引き起こす原因でもあります。


...というコトでNAGバルブの持つ複数の取り付けメリットに、

・オイル漏れ抑制
・オイル劣化の制御
がうたわれているのですね。


『え?!ハーレーでもエンブレシッカリ効かせないと走れねぇよ...』

...と突っ込んだ峠小僧はおりますか?!
...ハイ私ですw

たしかに峠道のコーナー手前のなめらかな減速や、下りコーナーではエンジンブレーキだけが頼りとゆっても過言ではありません。

しかし、ワインディングルートをこよなく愛するハーレーオーナーは比較的過剰にかかりがちなハーレーのエンブレを、スロットルを同調させたり、クラッチのミートポイントでクッションを与えたりと無意識にテクニックでカバーしていることが予想されます☆

これが、ゆるやかに効くエンブレとなれば、テクニックを駆使せずともより軽やかにワインディングを楽しめるハズです☆

さてさて、かなり負荷イイお話でしたのでご質問はお気軽に☆

NAGバルブの記事を未チェックの方は☟

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2021年2月23日火曜日

【“内圧コントロールバルブ”その効果は?!】

 ベガス本店ショールームです♪


先日記事にいたしました『内圧コントロールバルブ』について☆


エンジン、クランクケース内の内圧というエンジンにとっていわば『負担』となる圧力を減圧することによって複数のメリットを叶える『引き算』的チューンナップ。


見てない方はコチラ☟

http://vegasmcs.blogspot.com/2021/02/blog-post_16.html


少しマニアックなチューンナップながら、決して最近流行りだしたモノなどではなく当店でも以前より採用済みのチューンナップメニューです♪



『進化を続ける883』として過去にもご紹介させていただいているOオーナーの2003年式XLH883。883はシンプルなだけにカスタムやチューンナップを自由に描くための絶好のキャンパス♪

『ブゥーン...』というリフトの音とともにOオーナーの883はベガス本店2Fのサービス工場へ。オーナーはHOTな缶コーヒーを飲みながらその仕上がりを待つのでした...!


場所は変わって、ココはベガス本店2Fサービス工場☆
コレが『必ず体感できる』効果をもたらす
『NAG SUPERB FORCE バルブ』。


施工前の状態。
2003年式はブローバイの取り出しがシリンダーヘッドから出ている『ヘッドブローバイ』採用年式。エアクリーナーの変更にともないブローバイホースの取り回しが変更されております。このタイプは特にカンタンに取り付けが可能です☆


『NAG SUPERB FORCE バルブ』は頑固一徹の同社製品の中では進化型で、エンジンの負圧により、主に結露から発生するブローバイGASの乳化現象である『エマルション』を抑える対策機能が付加されております☆

エマルション(乳化現象)は、クランクケースよりブローバイホースが出ている年式のオーナーや、年式を問わず自分でオイル交換をしたことのあるオーナーなら、排出されるオイルが白っぽく白濁し、まるでヨーグルトのような状態になっているモノを見たことがあるでしょう?ソレがエマルション☆

エマルションは、その粘度から同社製品の機能を阻害する恐れがあり、NAG内圧コントロールバルブ本体よりキャブレター部(インテークマニホールド)に負圧ホースを接続することによってバルブ内を強制換気するという仕組みによって、バルブ内に水分とエマルションが滞留することのない『メンテナンスフリー化』を実現した商品となっております☆



コーヒーを飲み終わった頃、もう完成!!

シルバーアルマイトのボディが『ヤってるな』的なドレスアップ効果も一緒に与えるかも☆


その、気になるビフォー&アフターの効果はいかに?!

【...その二日後の今日...】


Oオーナーが、そのインプレッション報告に来てくれました☆
チューンナップする度にそのインプレッションを善し悪しも合わせて正確に教えてくれるオーナー。もはや、ベガス公式テストライダーですゾ!

その効果を楽しそうに話してくれました。
缶コーヒーを飲みながら♪


『まず、ビフォー&アフターの違いは必ず実感できる』

との第一声。
そして...

『バックトルクが抑えられたことで、走り出しから市街地の低速走行、高速道路での高回転可加速などの全域において吹け上がりがスムーズになりスロットルのツキの鋭さが増した』

との総評を。
さらに...

『たしか、解説資料にも書いてあったけど、(時速)60キロ~80キロくらいの中速においての違いが際立った』

...かけていただいたコストに対する代償を気に入っていただければ嬉しいと私が答えると...

『費用対効果としての実感は効果の方が大きいと思う☆』

とオーナー。 ※ 実話です。ヤラセではありませんw  編集はさせていただいておりますがw

そしてもうひとつ、

『ブローバイホースからのオイルミスト(ブローバイGAS)の排出量が少なくなった』

とのコメント。

これはさらに長期においての観察をお願いいたしましたが、ブローバイGASの排出量が減少するということはエンジンの仕組み上、吉報の類です。これがNAGバルブによるクランクケース内圧減少によって、ピストンリングからのブローバイGAS吹き抜け量が減少した効果だとしたら、それはこの世の全てのハーレーオーナーの夢のひとつが叶ったことになってしまいます☆また、最新型NAGバルブの持つエマルション抑制機能がもたらす影響であるとも説明がつきます。

...と、かなりの好インプレッションを頂戴する格好となりましたが、Oオーナーの883はすでにこのチューンナップを付加して実感できるだけの『チューンナップの土壌』が整っていたこともお伝えしておかなければなりません☆

・フユーリング製カムシャフト
・ミクニHSR42キャブレター/S&Sハイフローエアクリーナー
・ダイナ2000Iイグニッションモジュールレースキット
・前後サンダンストラックテックサスペンション

などで出力UPとその制御まで高めた足し算的チューンナップと...


オイルの透過性能を上げるパワーフィルターの採用、


サンダンス軽量ホイール採用での転がり係数UP、

など負荷や抵抗値を下げる引き算的チューンナップの相乗効果が今回のNAGバルブの体感値を引き上げているのでしょう♪

詳しくはお気軽にお問い合わせください♪



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2021年2月21日日曜日

【バイクの“エマージェンシーツール”】

 ベガス本店ショールームです♪


今日はこのお題、『エマージェンシーツール』。



エマージェンシー【emergency】= 緊急事態


つまり、緊急事態の備えです☆


これは、バイク以外のリスクを伴うレジャーにおいても携帯が常識とされていて、たとえば山に入るハイカーはいくつものエマージェンシーツールを携帯しています☆


【ハイカーのエマージェンシーツール】

・雨具・熊鈴・ヘッドランプ・乾電池・モバイルバッテリー・銀シート・包帯・三角巾・ダクトテープ・針金・タイラップ・バンドエイド・靴ズレパッド・アルコールランプ・消毒薬・ロキソニンテープ・携帯トイレ・プライヤー付き十徳ナイフ・爪切り・鎮痛剤・正露丸・風邪薬・胃薬・キューピー仙豆ゴールド など

上記はワタクシが携帯しているモノのリストですが、特に薬系は野営地でも助かったコトがあります。また、ヘッドランプや針金、タイラップなどはオートバイの応急処置にも役立ちマス☆


そうそう、ココで忘れちゃいけないコトが...


『ライダーにとっては、バイク本体もギアであるというコト』


バイク本体は移動手段という重要なギアのひとつ。山中で止まって身動きできなくなるなんて可能性もありますから、日頃のメンテナンスはモチロン、緊急時の備えもシッカリしておきたいところ☆


【第一優先は日常メンテナンス】


...と言いつつおのれのバイクのクラッチケーブルがこんな状態に(泣)

昔、夜のラーメン屋の帰りに後輩クンのショベルのクラッチケーブルが切れてしまって、回転数を同調させながら乗って帰ってあげた記憶がありますが、山道や高速走行なんてモチロン無理!やはりまずは日常メンテナンスがシッカリされていることが前提となります。

...さて、では転ばぬ先のバイクエマージェンシーツールを☆



【車載工具セット】

巷じゃインジェクションモデルのオーナーは積んでいないことが多いそうな...
バイク全般、工具がなければ手も足も出ないので、最新モデルも含めて積んでおくのが◎どのトラブルにどう使うかとか、使い方は必要なときに調べても決して遅くありません。そもそもエマージェンシーツールというものは通常使わないことが前提なのです☆

...ちなみに工具の量は画像の当店販売品くらいが基本セットとなりますが、最低でも自分のバイクの『シートの脱着』『バッテリー端子までのアクセス』『プラグの脱着』が出来る工具を!


【スパークプラグ】

特にキャブレターモデルの必須積載品。そもそもスパークプラグは消耗品ですが、製品という意味では交換スパンが一定であるとも言い切れません。傾向としてはベテランオーナーの扱うバイクで発生するマシントラブルの内、このプラグを交換するだけで復帰しちゃうというトラブルも散見されます。必ず携行を☆


【工具バッグ】

工具はサドルバッグにINしてもOKですが、車体に取り付けると積載量UP。何かあった時に取り出しやすい位置、可能ならばフロントフォーク周りではなく、メインフレームに取り付けると◎。理由は重いから♪


【電圧計】

最近ヒット中のバッテリーテンダーオプション電圧計。私の場合、出発前と折り返し地点の休憩中で測定。これを見ておくだけで道中の安心感が違いますw



【バッテリーテンダー(充電器)】

個人的に持ち歩いたことはありませんが、ヤド泊などで電源を借りられる環境なら持って行って損はナシ!行った先での急なバッテリー上がりはバッテリー単体だけでなく車体側のトラブルも有り得るので電圧計とセットで携行が推奨☆コレを持って行くならレギュレターのスペアも持って行きたくなる?!

【その他】

チューブレスタイヤ車なら修理キット。旧車においてポイント点火やダイナSなどの非接点式フルトラを使っていれば、ポイント点火セットやコンデンサー。イグニッションコイル。ヒューズBOXを採用している高年式車ならスペアヒューズ。意地でも自走で日本一周するなら、各種灯火バルブのスペア。クラッチケーブルとスロットルケーブル。タンクキャップのスペア。冬季山行の可能性があるルートならタイヤに巻きつけるための荒縄。

...と最後の方は少数派の備えとなっていきましたが、応急処置には限界があるということも理解が必要です。例えば、当店メカニックがこれだけの備えを持ち歩いたとしても路上でチューブタイヤのパンクだけは直せません。それも含め全てのトラブルに備えた極めつけは...


【ズットライドクラブの事前加入】

巻頭よりハイカーを例えにしちゃったのでここでも一例を。登山で緊急ヘリを出動させると自治体によっては民間ヘリの出動となり、ざっと100万円以上の請求となるそうです。
バイクの緊急レッカー出動時のコストも同様に案外知られておりませんが、搬送距離1キロあたり800円前後が現在の相場です。つまり、全行程400kmのツーリングの場合、おおよそ折り返し距離である200kmがリスクとなり、それを計算すると、なんと16万円以上の請求が発生します。すでに任意保険の付帯レッカーサービスを含め会員制レッカーにご加入のお客様は、『無料牽引距離』と『牽引上限金額』を知っておく必要があります☆

ご参考なまでに☆


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2021年2月18日木曜日

【例の売れっ子が大量入荷☆】

 ベガス本店ショールームです♪



もう手に入れましたか?!
バッテリーテンダーオプションの
『VOLTAGE INDICATOR』

つまり、電圧計。
コレが今季は売れっ子ですぐに完売しちゃうため多めに注文を入れましたが...


なぜか、1コしかこなかった(泣)

ポケットに入っちゃうカワイイやつがさらに愛らしく見えちゃいます☆

とりあえず直近でご注文いただいているローライダーのOオーナー分に取り置きするとして... と入荷受け入れをしていると、メーカーから電話があり...

『数量入力間違いだと思って1コだけ送っちゃいましたm(_)m』

とのことでしたw

足りない分は今日追送してくれるとのことで解決☆
明日届くので問題ありません。数量間違いかもと察してくれたメーカーさんにもちゃんとヒトがシゴトしてくれている的な気遣いを感じることができて感謝♪

...しかし、他のショップでは売れっ子ではないのかしら?!

スレンダーボディながら相当なお役立ちアイテムなのにw


これがパッケージ裏側。

当店でコレをお買い求めいただくオーナーの傾向としては...

・バッテリートラブルを過去に経験している方
・発電・清流系統トラブルを過去に経験している方
・バイクの発電・清流系統の基礎知識をお持ちの方

...と比較的ベテランオーナーか、乗り始めたばかりでバイクに対する学習意欲が旺盛な方が多いですね♪


使い方はとってもカンタン☆


普段ご家庭で充電するときに使う、バッテリーテンダーのバイク車体側ケーブルに接続するだけ☆
テトリスみたいですね。ちなみに電池も要りませんので電池切れもアリマセン☆


すぐに電圧を表示!

...おや?

黄色の注意LEDが...!!
撮影のため商品のインジェクションモデルにつなげてみると数値上はエンジンがかからないと思しき数値が...
直後始動してみましたがやはりエンジンかかりませんでした(泣)

モチロン、お店のバイクは定期充電しておりますが何せ厳冬期ですので。という言い訳w

...というコトですぐに充電、充電、と。

コレが自分のバイクで今からツーリングなんて朝だったら強制終了だったワケです!

お店の備品としてもひとつ下ろしたほうが良さそうですw


なんだか予定外にイイ前例になってしまいましたが、
見方もいたってカンタン!



『ふむふむ、直近数日は充電していなかったからこんなもんか』

とか、


『ヤバイ、ヤバイ、エンジンかからないかも』

とか、



エンジンがかかったあとの暖気の時には回転数を上げてみて...

『バッチリ!安心してツーリングに出かけられるね☆』

とか、


『さすが新品のバッテリー、氷点下5℃でもこの電圧!!』

とか、バッテリーの電圧がいつでも把握できます。

なんだか、愛車のことが前よりも解った気がして、その存在が少し身近に感じてきますw


高年式インジェクションモデルでも他人事ではないコレのトラブルや...


壊れたら少し落ち込んじゃうかものコレのトラブルも...

未然に防げるかもしれないスグレモノです☆


あくまで電圧測定だけで電流までは見れませんので、コレを日常的に使って異変に気づいたらお店の精密テスターで点検を。なんてパターンが定着すると出先でのバッテリーや電装系トラブルの軽減に役立つハズ☆


お買い求めのお客様には、プロの測定方法虎の巻をレクチャさせていただいております☆

セルフメンテナンスもハーレーオーナーの愉しみのウチ☆



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2021年2月16日火曜日

【“ロスを減らす”ことによるエンジンチューンナップ/ハーレーの内圧コントロールバルブ】

 ベガス本店ショールームです♪



今日は当ブログではお初ネタ。

...ですが、当店では以前より採用済のチューンナップメニュー♪

それは...

『クランクケース内圧コントロール』☆

ちょっと難しそうに聞こえますが、ハーレーオーナーならすぐにガッテン?!

シンプルに言えば、
『ブローバイホースに減圧バルブを取り付けエンジン性能UPを狙う』
というモノ☆

このチューンナップパーツの販売元、ライダーの聖地とも謳われる岐阜県の㈱ナグ・エスイーディの解説資料をお借りしてご説明を☆

※ 当ブログの性格上、超噛み砕いた解説となりますm(_ _)m

出典:㈱ナグ・エスイーディ

【そもそも、エンジンは動力といっしょに抵抗も生んでいる!?】

図上部の燃焼室で爆発することで、ピストンが下がり動力が生まれます。

しかし、エンジンは走るための動力を生みながら、繰り返される吸気&排気により負荷が発生しピストンの動きを妨げるほどの大きな抵抗を生み出しているそうです。

この抵抗が『エンジンブレーキ』。
エンブレはブレーキング時だけでなく始動時から常に発生しており、通常走行時では緩斜面を登るほどの抵抗が常に生まれているとのこと☆

この抵抗の一因になっているのが、クランクケースの『内圧』。ピストンは上下運動すると同時に空気の排出/吸入というポンプ仕事を担うことで内圧が高くなりエンジン抵抗となるのだそうです。

出典:㈱ナグ・エスイーディ

【ハーレーオーナーにはお馴染み?!の“ブローバイ”】

ハーレーの場合エアクリーナー交換や、旧車ハーレーの場合はしばらくぶりのエンジン始動時などでよく聞くワードだと思います☆

このブローバイを排出するブリーザーホースに『内圧コントロールバルブ』を取り付けることにより、クランクケース内を減圧することが可能となります。

出典:㈱ナグ・エスイーディ

出典:㈱ナグ・エスイーディ

減圧することにより低圧となり、抵抗値を抑えられるという仕組み☆

冒頭のエンジン断面図を見返してみて、『内圧が低くなるとピストンが下がりやすくなる』というイメージをしてみると解りやすいです♪

その効果が...

・出力・燃費向上
・始動性UP
・エンジン回転の安定
・扱いやすいエンジンブレーキ化
・エンジン振動の低減
・オイル漏れ抑制
・オイル劣化の制御
ほか

エンジンの稼働に直結しているので繋がる効果は複数ありますが、取り付け後、当店テストランの経験からは、特に吹け上がりが良くなるなどエンジンの出力UPや、減速やシフトダウン時のエンジンブレーキによる過剰なギャップの低減などが挙げられます。

総合的には、『相対的にビフォー&アフターのメリットが大きく、その変化が必ず体感できる。』でしょうか☆

出典:鷲尾スマホ

【画像は過去にXL1200Sに取り付けした例】

出典:鷲尾スマホ

適合はインジェクション、キャブを問わず、当店では新型だけでなくショベルやパンヘッドへの取り付け実績もアリマス☆ぜひご相談ください♪



ちょうど本日2003年式XLH883オーナーよりご注文を頂戴いたしましたので、追ってリポートさせていただきます♪



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2021年2月11日木曜日

【ハーレーのタイヤ選び考察】

 ベガス本店ショールームです♪

【タイヤ】

オートバイにおいて走行中路面と接する唯一の部品。路面と接する面積は1本あたり名刺やクレジットカード1枚分ほどと言われます。この名刺2枚分が“走る・止まる・曲がる”というオートバイの基本性能や安全性に直で接しています。


さて、タイヤは消耗品ですので交換は定期的に発生します。当店でも日常的にその交換のご相談にのらせていただいておりますが、今日はハーレーなどのクルーザーバイクのタイヤ選びに関して一緒に考えてみましょう♪


☟二輪車用タイヤの基礎的な情報はコチラで予習を☟

ブリジストンHP

https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/howto/role.html


【クルーザーバイクに求められるタイヤの条件】

二輪車用タイヤにおける基礎知識や表記の見方などはタイヤメーカーさんほかWEBで閲覧できますので省略させていただきますが、特に当店が取り扱うハーレーダビッドソンやホンダGL1800などのクルーザーバイクにはどんな条件が求められるのでしょうか?


また、メーカー別のタイヤの善し悪しに対するユーザーレビューは多岐にわたります。それはユーザーによってバイクの走り方や使い方に違いがあることも一要因となっているようですがタイヤメーカーによってどんな違いがあるのでしょうか?


【USダンロップ製タイヤ】

ハーレー車が長きにわたって純正採用してきたロングセラータイヤ。車重が400キロを超えるFLHTCUなどにはこのダンロップ製をお勧めすることが多いです☆


ハーレーのタイヤ考察その①
【重たい車重に耐えうる荷重指数】

ハーレーは原産国では特に『クルーザーバイク』と呼ばれ、日本製のネイキッドやSSといったスポーツバイクとは一線を画するバイクとして扱われております。
クルーザーバイクは比較的重量が重たいこと、長距離走行用が特徴とされ、その重さを安定して走行・制動できる性能が必須となります。

ハーレーが採用しているタイヤサイズ(インチ)向きにリリースされている各社タイヤのほとんどがこの耐荷重指数に適合するクルーザータイヤです。

タイヤの剛性、我々はよく『カタさ』と呼びますが、これはタイヤメーカーによって異なりますのでツーリングファミリーなど極めて重たい車種は剛性を優先して選ぶことがひとつの定番となっております。

また、荷重指数や速度指数、剛性の高いクルーザータイヤは長距離走行を想定した“ライフの長さ”を併せ持っていることが多く長持ちします。


【ブリジストン H50バトルクルーズ】

二輪用タイヤとしてそのグリップ性能に定評の高いバトラックスのクルーザー版タイヤ。当店ではスポーツスターからダイナ、ソフテイルのユーザーが多く、ブレーキの効きや走行の安定性に対するインプレッションを耳にします。


ハーレーのタイヤ考察その②
【グリップ性能と安全性】

タイヤの性能面で最も目が行きがちなのが『グリップ性能』。しっかりグリップすることで第一にスリップダウンを防ぎたいからですよね。もうひとつ大切な性能が『ブレーキ性能』。
一般にグリップが良いタイヤは摩擦係数が安定しているためブレーキ性能も兼ね備えています。

タイヤは構造的に表層の状態だけが性能に影響すると思われがちですが、グリップ力やブレーキ力にはタイヤ全体のサスペンション性能も関わっております。

車重が比較的抑えられている、スポーツスター、ダイナ、ソフテイルなどでワインディングなどのスポーツ走行を好まれる方は、このような性能面を重視したタイヤをお選びいただく選択肢があります。

さらに、ここで注意したいことがタイヤの安全な交換スパンについて。

各メーカーはタイヤの推奨交換時期について、
『装着してから3年』
とうたっていることが多く、その理由が紫外線や経年によるタイヤの材質劣化、硬化などです。

タイヤ全般の構造的には、『劣化防止剤』なる成分が練りこまれており、それが走行することにより活性化する仕組みとなっているため、駐車期間が長いと案外にも劣化が早いと言われることもこれに起因しております。

また、タイヤは経年により硬化するということをよく耳にすることと思いますが、ここでいう硬化とは単にトレッド面と言われる表層面だけではなく、タイヤの弾性低下も指します。タイヤメーカーからの情報としてはこの硬化現象はタイヤの表面に爪を立てて判断できるようなものでは無いとのこと。

弾性低下が差すリスクとしては、タイヤ全体が伸縮することによって得られる『サスペンション性能』が低下することで、これはグリップ力だけでなくブレーキ性能や衝撃緩衝というタイヤの安全性能全般に直結しております。


【ブリジストン BT39バトラックス】

スポーツバイクを経験した多くの方が信頼を寄せるバトラックス。スポーツバイク向きにすでに開発済みであった同商品のサイズ枠を広げた結果としてハーレー適合商品となったという逸話からも信頼が置けます。ただし、適合はリリース当時のスポーツスター向け商品であったことから、フロントは19インチ、リア幅130の16インチのリリースのみ。他にBT39比ロングライフと言われ、より速度レンジの大きいVレンジ設定があるBT45も選択肢に有。



ハーレーのタイヤ考察その③
【安全に使用できる期間内で消耗するライフが理想的】

3年位でタイヤを交換することは、劣化したことが関わる路面影響によるスリップダウンや不意のパニックブレーキによる制動距離延長などのリスクを抑えるということです。

つまり、安全面を重視するなら使用期限を大きく上回るほど減らないタイヤである必要がないと考えることもできます☆


【AVON コブラクローム】

その個性的なスリックライクなパターンからカスタムバイクにマッチしやすく人気。また、直系モデルの全てがグリップに対する高い定評を有することから、走り重視のオーナーにも勧めやすいタイヤです。レース用タイヤのラインナップも持つユーロメーカー。日本と同じく山岳ルートに富んだ地形を思い浮かべると親近感を感じます。


ハーレーのタイヤ考察その④
【スタイリングも大切】
タイヤは安全第一であることに違いありません。ただし、バイクのスタイリングにおいてタイヤはドレスアップの役目も果たします。


【AVON MK-Ⅱ】

ブロック形状のクラシックタイヤは、クラシックというだけあり当時のスペックを保持したものが多く、割にライフが短くスタイリング先行型と捉えられがちですが、このタイヤはスタイリングとグリップ性能の両立に成功している稀な個体と感じます。パターン部が高いブロックタイヤのライフ特性は他のタイヤと変わらず一定量摩耗するとコーナリング時に“カド”を感じるようになります。


ハーレーのタイヤ考察その⑤
【性能はユーザーインプレッションも参考に】

冒頭にユーザーによる評価の善し悪しは多岐に渡ると記しましたが、自分に近い条件のユーザーインプレッションは案外に評価の一致をすることがあります。リリース直後のタイヤやお店にとってマイノリティな商品の場合は情報が乏しく前情報なしで自分で試すこととなります。ニューリリース商品はモデルチェンジ前の前身モデルの評価を参考にするしかありませんが実際は使ってみてです☆



まとめると、昔から一般的に硬いタイヤは長持ちし、柔らかいタイヤは高性能と言われますが、

クルーザータイヤ選びで重要な要素は、

①タイヤの剛性 
②特徴とする性能面(グリップ性能、サスペンション性能、旋回性能)
③ライフ設定 

などで実際にはタイヤメーカーごとのキャラクター特性が存在します。自分に合ったタイヤを見つけるためには、マシンへの適合条件とユーザーの使用環境との合致が理想的です。タイヤ交換時にはぜひその点を踏まえてお気軽にご相談ください♪


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