2018年7月28日土曜日

【シーズンだから安全対策】


オートバイのトップシーズンは、ツーリングの機会も多くスケジュール帳がすでにいっぱいなんて方も多いことでしょう。

そんな時期にこそ備えておきたいことが標題の安全対策。

バイク屋はオートバイの楽しさを伝えるべくポジティブに語るものですが、そのリスクと対策を伝える義務もあります。このリスクはバイクだけに限らず、アクティブスポーツ全般に言えることですが、ベテランがいつも通りに気をつけていてもリスクは必ず存在します。


【転倒時にライダーの致命度を低減する目的の商品ヒットエアー』

ヘルメットやヒットエアーはオートバイで起こりうる外傷やダメージリスクを100%防ぐものではありません。しかし、備えることにより致命度や重症度レベルを低減させる可能性は必ず存在します。

上記のオートバイ用エアバッグジャケット『ヒットエアー』は当ブログでも以前より何度もご紹介をいたしました。当店では、もう着用いただいている方もいらっしゃいますが、まだまだ普及率は低い感が残ります。ここで、すでに着用していただいている方向けの取り扱い方法に対する考察を記します。

ヒットエアーの構造はジャケット(ライダー)とオートバイを専用ケーブルで繋ぎ、転倒時にライダーがオートバイから一定距離離れるとトリガーが引かれエアバッグが作動するというもの。この一定距離はケーブルの長さということですが、メーカーサイトではケーブルの取り付けの説明を【バイクのステップに立った状態でケーブルが伸びきった状態】を指示しており、これよりケーブルにゆとりがあるとエアバッグ展開時間が遅れ、短いと誤作動の原因となるとあります。しかしながら、ハーレーなどポジション的に走行中に立ち上がる想定がないクルーザーバイクは、座った状態で比較的ケーブルを短めにセットした方が、より速いエアバッグの展開時間を得ることができ、効果が上がるとも考えられます。※もちろん、誤作動するような短さは勧められませんが、トリガーは30kg程の張力が掛からなければ作動しないことを参考にすると良いでしょう。

また、ヒットエアーシリーズで最も手軽に装着できるベスト(ハーネス)タイプは、各オプションプロテクター(胸、脊椎、脇腹)の増設が可能です。単体で使用している方はぜひわずかな金額で安全性を上げることをお勧めいたします。


また、ハーレー愛好家には様々なファッショナブルなヘルメットが流行しておりますが、安全性として被るなら、『アライ』か『ショウエイ』以外は無意味に等しいという例え話をとある業者さんより聞いたことがあります。その根拠は製品の持つ各種の規格らしいです。

さてさて、マジメに終始いたしましたが全ては転ばぬ先の杖。
ベガスでご縁をいただいたお客様、友人、親戚、大切な人全て、お互いに声を掛け合って安全意識が高まればと望みます。


ヒットエアーはメーカー在庫が有ればベガス全店にて注文後、2日程で納品できます。次回のツーリングまでにぜひご準備ください。

つづく