2021年2月21日日曜日

【バイクの“エマージェンシーツール”】

 ベガス本店ショールームです♪


今日はこのお題、『エマージェンシーツール』。



エマージェンシー【emergency】= 緊急事態


つまり、緊急事態の備えです☆


これは、バイク以外のリスクを伴うレジャーにおいても携帯が常識とされていて、たとえば山に入るハイカーはいくつものエマージェンシーツールを携帯しています☆


【ハイカーのエマージェンシーツール】

・雨具・熊鈴・ヘッドランプ・乾電池・モバイルバッテリー・銀シート・包帯・三角巾・ダクトテープ・針金・タイラップ・バンドエイド・靴ズレパッド・アルコールランプ・消毒薬・ロキソニンテープ・携帯トイレ・プライヤー付き十徳ナイフ・爪切り・鎮痛剤・正露丸・風邪薬・胃薬・キューピー仙豆ゴールド など

上記はワタクシが携帯しているモノのリストですが、特に薬系は野営地でも助かったコトがあります。また、ヘッドランプや針金、タイラップなどはオートバイの応急処置にも役立ちマス☆


そうそう、ココで忘れちゃいけないコトが...


『ライダーにとっては、バイク本体もギアであるというコト』


バイク本体は移動手段という重要なギアのひとつ。山中で止まって身動きできなくなるなんて可能性もありますから、日頃のメンテナンスはモチロン、緊急時の備えもシッカリしておきたいところ☆


【第一優先は日常メンテナンス】


...と言いつつおのれのバイクのクラッチケーブルがこんな状態に(泣)

昔、夜のラーメン屋の帰りに後輩クンのショベルのクラッチケーブルが切れてしまって、回転数を同調させながら乗って帰ってあげた記憶がありますが、山道や高速走行なんてモチロン無理!やはりまずは日常メンテナンスがシッカリされていることが前提となります。

...さて、では転ばぬ先のバイクエマージェンシーツールを☆



【車載工具セット】

巷じゃインジェクションモデルのオーナーは積んでいないことが多いそうな...
バイク全般、工具がなければ手も足も出ないので、最新モデルも含めて積んでおくのが◎どのトラブルにどう使うかとか、使い方は必要なときに調べても決して遅くありません。そもそもエマージェンシーツールというものは通常使わないことが前提なのです☆

...ちなみに工具の量は画像の当店販売品くらいが基本セットとなりますが、最低でも自分のバイクの『シートの脱着』『バッテリー端子までのアクセス』『プラグの脱着』が出来る工具を!


【スパークプラグ】

特にキャブレターモデルの必須積載品。そもそもスパークプラグは消耗品ですが、製品という意味では交換スパンが一定であるとも言い切れません。傾向としてはベテランオーナーの扱うバイクで発生するマシントラブルの内、このプラグを交換するだけで復帰しちゃうというトラブルも散見されます。必ず携行を☆


【工具バッグ】

工具はサドルバッグにINしてもOKですが、車体に取り付けると積載量UP。何かあった時に取り出しやすい位置、可能ならばフロントフォーク周りではなく、メインフレームに取り付けると◎。理由は重いから♪


【電圧計】

最近ヒット中のバッテリーテンダーオプション電圧計。私の場合、出発前と折り返し地点の休憩中で測定。これを見ておくだけで道中の安心感が違いますw



【バッテリーテンダー(充電器)】

個人的に持ち歩いたことはありませんが、ヤド泊などで電源を借りられる環境なら持って行って損はナシ!行った先での急なバッテリー上がりはバッテリー単体だけでなく車体側のトラブルも有り得るので電圧計とセットで携行が推奨☆コレを持って行くならレギュレターのスペアも持って行きたくなる?!

【その他】

チューブレスタイヤ車なら修理キット。旧車においてポイント点火やダイナSなどの非接点式フルトラを使っていれば、ポイント点火セットやコンデンサー。イグニッションコイル。ヒューズBOXを採用している高年式車ならスペアヒューズ。意地でも自走で日本一周するなら、各種灯火バルブのスペア。クラッチケーブルとスロットルケーブル。タンクキャップのスペア。冬季山行の可能性があるルートならタイヤに巻きつけるための荒縄。

...と最後の方は少数派の備えとなっていきましたが、応急処置には限界があるということも理解が必要です。例えば、当店メカニックがこれだけの備えを持ち歩いたとしても路上でチューブタイヤのパンクだけは直せません。それも含め全てのトラブルに備えた極めつけは...


【ズットライドクラブの事前加入】

巻頭よりハイカーを例えにしちゃったのでここでも一例を。登山で緊急ヘリを出動させると自治体によっては民間ヘリの出動となり、ざっと100万円以上の請求となるそうです。
バイクの緊急レッカー出動時のコストも同様に案外知られておりませんが、搬送距離1キロあたり800円前後が現在の相場です。つまり、全行程400kmのツーリングの場合、おおよそ折り返し距離である200kmがリスクとなり、それを計算すると、なんと16万円以上の請求が発生します。すでに任意保険の付帯レッカーサービスを含め会員制レッカーにご加入のお客様は、『無料牽引距離』と『牽引上限金額』を知っておく必要があります☆

ご参考なまでに☆


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