2021年7月9日金曜日

【“止まる”性能(第2話)】


 前回のブレーキに関する考察のつづきです☆


まず、ブレーキングパフォーマンスの原点は路面と接するタイヤであり、ブレーキを強化したいと考えるのであればなおさら良いタイヤのコンディションをキープすべきという内容でした☆


そもそもバイクが止まる制動力とは、『エネルギーの熱変換』と言われ、直接的な部品としては、『タイヤと路面』そして『ブレーキパッドとディスク』間で生じる摩擦熱によって発揮されています。


当ブログも一応ショップブログなので、ここでオススメのタイヤ3選♪


...なんてあってもおかしくありませんがクルーザー用のタイヤは、スポーツバイクを含む他のバイクと比べ、耐荷重やライフ、適合サイズなど選択条件が異なるため車種やオーナーの用途に合ったモノを選ぶことの方が重要だったりします。つまりどのタイヤを使用しても共通することはタイヤコンディションのキープというワケです。


つづきはここから♪


【ブレーキ強化でさらに止まる?説】



ここからさらに『良いブレーキ』の核心に迫っていきます。


早速理詰めですが、

『良いブレーキ』⇒ 『制動力が高いブレーキ』 ⇒ 『短い制動距離で止まれるブレーキ』というように強力なブレーキシステムへと連想が進みます。


ブレーキシステムと呼ばれるパーツにはブレーキキャリパー、マスターシリンダー、パッド、ディスク、フルード、ホースなど多岐に渡りますがもしブレーキを強化するためにカスタムするならどこを変えたら良い?の疑問にかられます。


象徴的なブレーキキャリパーや、摩擦力に直結しているパッドとローターに人気が集中しそうですが、ここで案外な事実が...


『どのパーツを使用しても急制動時の制動距離は基本的には変わらない』


というコト。


これは例えば、愛車のブレーキングでタイヤがロックするかどうかをイメージしてみると◎で、ショベルなど旧車のノーマルシステムであってもタイヤがロックする現象が起こるということは少なくともブレーキシステムにおいては止まるに十分な機能が備わっていると言えるワケです☆モチロン、タイヤを含む車体のコンディションが整っている場合に限りますがw


端的に言えば、ブレーキングはタイヤをロックさせずに止まれるポイントまでがコントロールしやすいかどうかというワケ。


つまり、冒頭の理詰め式だと、

良いブレーキ = コントロールしやすいブレーキ

となり、さらに追記するならば走行条件下で安定したブレーキとなります。


...が理詰めでは合っていますが、クルーザーバイクにとっての実用問題としてはロックするギリギリの線でコントロールし続けることは容易ではありません。さらにサーキット走行でもない限りフルブレーキングを多様するシチュエーションもないので、多くに求められるは、頻出する制動幅でのコントロールのしやすさが良く効くブレーキと言えるのではないのでしょうか?


...というワケで様々なブレーキ系カスタムパーツはそのために存在します☆


☆ ブレーキキャリパー ☆


ハイエンドパーツは鍛造アルミなどを使用することで剛性が高くパッドがディスクを挟む力や熱にによる変形を抑えることで安定したブレーキングを得ることが狙い。油圧ブレーキはレシオと呼ばれる比率計算の上でのセットアップが必要なのでポンッと取り付けたら良くなるモノではございませんのでお店で相談をw



ミスミエンジニアリング BREMBO Brake Calipers

リアサポートキット ダウンタイプ


サンダンス【T-SPEC】Pit Bull’ 4-Piston Brake Calipers


また、高年式モデルはデフォルトでNISSIN、BREMBOが採用されているのでキャリパー交換なしに強化も可能です☆


☆ブレーキパッド☆


摩擦による熱変換を直接生み出すパーツで、基板となる素材によって特性が異なります。またその指標は『摩擦抵抗値=μ』により示されますが、ハーレー用のパフォーマンスパッドはストック+30%などで標記がされていることが多く、直感的に選ぶことが可能です。


ここではショップブログらしくオススメも載せちゃいます☆


『オーガニックブレーキパッド』

有機材基板を使用したパッドで、メリットは鳴きづらく長寿命で入力コントロールしやすいこと、一般的にはメタルパッドに比べ摩擦係数が劣ると言われますが、良いブレーキ=摩擦係数でないことは前述した通り。減りにくいことからホイール周りがヨゴレにくいこともメリット。


SP-BRAKES 


純日本製のブレーキパッドSP-BAKES。低温時からの制動力に優れ、特に鳴き特性、効き安定性を向上させており、 尚且つローターに優しいハーレー専用設計のブレーキパッド。 あの日清紡ブレーキより本商品専用に供給された角板SP-2Aを使用。厳選された材質は他に類を見ない「ノンスチール」「ノンアスベスト」のアラミド繊維を基材とし、 環境負荷物質を極限まで抑えた原料を使用しております。 材料選択から製造まで拘りぬいた S・PROUD の純国産プレミアムブレーキパッドです。ショベルやパフォーマンスマシンキャリパーへの幅広い適合ラインナップ。



【LYNDALL BRAKES 】

当店の扱うスタンダードブレーキパッドの倍以上の価格の高級ブレーキパッド。高級すぎてワタクシも未体験ですが、業界のウワサではどうやらスゴイらしい☆
カタログ表記上では、標準ブレーキパッドの+30%の制動力とうたわれており、そのことからも有機素材でありながらメタルパッド以上の制動力であると明記されています。その素材は高性能アラミド繊維の最新技術を活用した有機素材。やはりブレーキダストの汚れが少ないことも特徴としております。旧車用のラインナップが少ないことが残念。




『メタルパッド』
金属基板を使用しSSバイクに使用されています。メリットは一般にオーガニックパッド比高いμ値を持つことにより強いブレーキングまで安定すること。反面ディスクに対する攻撃性が強く消耗度が高いこと、オーガニック比鳴きが出やすいこと。ホイールが汚れること。


【DP BRAKES 】

材質は金属質を多く含んで制動力を高める設計のシンタードメタル製。オーガニックに比べてブレーキディスクに与える消耗は大きい分、効きの良さを求めたもの。価格もリーズナブルなので究極を極める訳でなければまず試してみて◎


☆ブレーキディスクローター☆

固定式のリジドタイプがノーマル採用ですが、ピンを介しフレキシブル化することによりパッドの接触効率向上を狙ったフローティングタイプ、使用素材は鋳鉄・ステンレス製などが一般的ですがハイカーボンスチールなどのハイエンドパーツも登場しております。




【LYNDALL BRAKES ディスクローター】

ハイカーボンスチール製。ハーレー用ディスクローターという固定観念を打破してしまっているハイエンドディスクローター。正直、ワタクシはまだこんなスゴいパーツを装着したハーレーは1台しか見たことがありません。まだまだカブらないというコトですw
個人的には真ん中の真っ黒いローターがいかにもカーボン!ってカンジで好きです☆





【Galfer USA ディスクローター】


同じくその前衛的なデザインと性能を兼ね備えたハイエンドローター。当店では既に数台に採用しておりますが、まだまだカブりませんよw やはり走りを極める系のオーナーによって採用されております。


...と時間なのでここまで☆


次回でお伝えする予定のブレーキシステムにおけるチューンナップバランスが整えば、今日ご紹介したカスタムパーツの採用でもっと速いマシンに出来ます☆きっと♪


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