車検でお預かり中のダイナローライダー。
過去に当店にて販売させていただいた車輌です♪
こうやって車検でご入庫いただくと嫁に行った娘が里帰りしてきたような感覚にいたります☆
納車後にオーナーコダワリのカウルカスタムを施工いたしました。懐かしやー。
そうそう、このカウルは車体色に合わせて当店のカスタムペイント工房にてペイント仕上げしたんだっけなぁ...。
ソウナンデス!
バイクに限らずペイントの世界で言う『色』はまさに星の数ほど。
自動車の『カラーチャート』と呼ばれる色見本をひらくと、赤だけでも相当な種類が存在します。
では、このカウルのように新たに取付るパーツを自分のバイクと同じ色にしたい場合ってどうするのでしょうか?
『同じ塗料を使えばいいのでは?』
確かに...。クルマの場合、純正色として設定されたカラーには『カラーコード』と呼ばれる色をナンバー化した表があります。
また、同じく4輪車には純正色を構成している複数の塗料を調合する比率を記したレシピのようなものも存在します。
...がしかし、オートバイにはクルマのようなカラーコードの表記がありません。もちろん、二輪メーカーの製造レベルではコードが存在し、一部の塗料販売会社では純正塗料の販売もありますが取扱うメーカーや色数には限りがあり、特に輸入車にとっては入手が困難です。
さらに、仮に同じ塗料を入手できたとしても次の問題もあります。
【① 施工後の色は経年によって変化する】
ペイントは日光などによって少しずつ変色してゆくものです。それもジーンズの色落ち等に似た“味”でもありますが。ですので同じ塗料を使用してもうまく馴染まないことも有り得ます。
【② 『パール』や『フレイク』は粒子にサイズの違いがある】
例えば同じ名称の『ブラックパール』を用意しても塗料に含有するパール(ハーレーの純正塗装の多くに使われ、日光を照らすとキラキラ瞬く粒)の量や、フレイクペイントの場合はラメの大きさが異なると違和感が発生します。特に『キャンディフレイク』のようにギラギラとした大きなラメを使用した塗装は日焼け等による変色率が高いとも言われます。
ナルホド。ではどうしたら...
そこで、頼りになるのが、
『調色』
の技術です!
【調色 ちょう‐しょく〔テウ‐〕】
調色とは、実際に色を合わせたい塗装物から、新たに調合して同じ色味になる塗料を製作する技法のこと。
調色作業を行う際は、予め車体の前後フェンダーやガソリンタンクなどの外装を見比べ、色の劣化や変色の少ない最も平均した面積を持つ部分をベースに選定します。
当店ベガス本店カスタムペイント工房はこの調色作業を得意としています。
現在も調色ペイントが施工されていますので参考に見てみましょう♪
ペイントオーダーはハーレーじゃなくてもご相談ください♪
現在オーダーが入っているダートトラッカー。
追加するカスタムパーツを車体色と同色に仕上げることが依頼内容。
車体色は純正色ではなくカスタムペイントで仕上げてありますので、この色に合わせるためには調色技術に頼るほかありません。
調色は職人の経験とイメージから複数の塗料を調合し、時間をかけて同じ色を調合すること。水彩絵の具やポスターカラーを使ってパレットの上で色を作ったことがありますでしょう?そんな作業です。学生時代のこと思い出しました?難しそうでしょ。実は難しいんですw
大方の調色が完成したらテストピースと呼ばれるサンプルを作成し基となる色に置いてみます。
塗装は各工程(下地、中塗り、上塗り、クリアコート仕上げ、乾燥、研磨)を経て最終的な色味となりますので、完成時の色味と同一となるか否かは職人の経験とイメージ力だけが頼りとなります。
さて、この調色技術、新旧さまざまな色出しが要求される二輪塗装にとって強い武器となります。
ハーレーの象徴的な実施例では...
そう、AMF時代のFXSローライダーレプリカペイント。
この時代はメタリックが主流でしたので密かなコダワリを注入。
ただし、一説によると当時の純正塗装は個体差も大きく、もしオリジナルが存在しても経年劣化を考慮すれば再現の幅もまた広し。深い...。しかも現物はFXS風のオーダーでしたw。
さて、未塗装のカスタムパーツ追加やワンオフ製作によるペイント、さらにヘコミや傷などのお悩み、もちろんオールカスタムペイントまで、ペイントのことなら何でもご相談ください♪
まずはお見積りからご案内いたします。
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