ベガス本店ショールームです♪
ベガスのツーリングテストライダーの一人であるワタクシと愛車☆
もちろん点検などでのテスト走行は随時サービス責任者によってなされておりますが、ユーザーがバイクを実際に使用するシチュエーションのほとんどは『ツーリング』。...なのでベガスのツーリングテストライダーとは当店ににナマのインプレッションをフィードバックする全てのライダーのこと♪
たとえばチューンナップ系のカスタムパーツは、街乗り、高速道路、峠道、さまざまなシーンや幅広い走行レンジでのテストを行ってはじめてリアルなインプレッションを語ることができます☆また、消耗系パーツはその性能とライフとのバランスを知るために一定距離と時間が必要となります。さらに今回のネタであるタイヤやブレーキ系は晴天時だけでなく雨天時の特性変化もお客様が気になるトコロですのでやはり実際にツーリングに行かなきゃ解らんのです!ハイ。
...というコトで今日のテストパーツは『タイヤ』☆
ワタクシが約1年半お世話になった『ブリジストン BATTLAX BT39 フロントタイヤ』
同商品は当店でも、とりわけワインディングやコーナリング、そしてブレーキング性能に重きを置いたユーザーに絶大なる支持を誇るロングセラータイヤです☆
かれこれ3回連続くらいで採用してきましたがグリップに関しては抜群の安心感☆
雨天走行を含めヒヤリとしたこともありません♪
画像でも解る通り、多くのタイヤは真ん中ばかりがツンツルテンになりがちですが、BT39はコーナリング時に多用する端のほうまで自然にシッカリと働いて減ってくれます。
デメリットも挙げなければなりません。
それはハイグリップタイヤ特有の減りが速いこと。この双極関係は宿命!
せっかくなので減りゆくタイヤがどこまで使えるかをご案内いたします♪
上の画像、サイドウォール部の△マーク、これの延長線上のトレッド面(タイヤが路面に接する部分)を見ていきます...
...タイヤパターン(ミゾ)の中に、ポコンとしたポッチがありますよね?
コレが、『スリップサイン』。
ここまで達したら滑りますよ的なサインなワケです。
一般に減ったタイヤがどこまで使えるかの数値はパターンの残り溝まで0.8~0.9mmと表記されておりますが、パターンの深さが1mm程度で交換の準備と覚えておくと良いでしょう♪
ここでもっと大切なことは、『スリップサイン』との名の通りスリップしてからでは遅い...!サインまで安全に使えるというリミットとは捉えずに、サインに近づくほど性能が低
下していると捉えるのが◎
さて、今回ワタクシが新調するにあたり選んだタイヤが、
『ブリジストン BATTLAX BT46』(左)
同社BATTLAXシリーズは、スポーツバイクユーザーにはお馴染みのスポーツ系ラインナップであり、キャラクターの異なるタイプが複数リリースされています。
今回選んだBT46は、最近までリリースされていたBT45の後継モデル。
ワタクシがいままで履いていた『BT39』を同社HPで調べると、「ツーリング」などという文字は一つも使われていない代わりに「ワインディングやスポーツ走行を楽しみたい方」と寄って書かれていることに対して、『BT46』は『ツーリングでワインディングも楽しみたい方』的にニュアンスを分別しております。
...つまり、グリップ性能はBT39が上だけど、BT46はツーリング用にライフとグリップ性能を併せ持つタイヤであるという意味ですね♪
さらにBT46は、前進モデルのBT45比、雨天時ウェット性能の強化が特記されております☆
...ちなみに少しマニアックネタですが『BT39』は、当時すでにスポーツバイクとして定番商品化していた同商品を後発にてハーレースポーツスター用にサイジングしたいわば焼き増し商品。...なので他のハーレー用輸入タイヤよりもリーズナブルなのです☆
...で、ここからは独自研究的な考察ですが、当時の適合車種であるスポーツスターは~03までのリジッドマウントフレーム。同モデル車重は230kgですので、それを上回る車重であるワタクシの愛車やショベルFX系などの旧型ビッグツインは、履けるけど車重がちょっと重いかも疑惑が浮上するワケです。ハイ。
...このことをワタクシは愛車に履かせたBT39リアタイヤが約半年しかもたない理由のひとつにしていますw
さて、このようにマシンに適合するタイヤである条件はタイヤに書かれた表記も参考になります☆
これは履き替える前のBT39。
『57』が荷重指数。
で
『H』が速度記号。
それぞれ重量230kgと時速210kmを指しています。
前者の示す荷重はタイヤ1本あたりの意ですので、耐えうるバイクの車重ではありません。
一方、これから履くBT46は...
荷重指数は同じ。
で
速度記号がHではなく『V』に。
VになることでHと比べプラス30kmの時速240kmを指しています。
もちろん、荷重も速度も大きくなるというコトはそれに耐久するという意味も含まれます☆
そもそもハーレーを主とするクルーザーバイクと呼ばれる重量級のモデルには剛性の高いバイアス構造のタイヤが有効とされておりますが、このように速度指数から剛性を求める考え方も間違ってはおりません☆
ふむふむ、柔軟性もイイ感じ♪
タイヤは表面のグリップだけでなく、タイヤ全体がたわむことによる柔軟性もグリップやブレーキ性能に大きく影響します☆サスペンション換えただけでブレーキが効くようになることと同じ!いや、むしろブレーキはタイヤで直接効いているのだからそれ以上か。
...でもタイヤ業界ではあるあるの誤解だそうですが、タイヤが経年硬化するなどの『硬化』は決してタイヤの表面に爪を立ててみて解るというモノではないそうです 笑 もしソレやったらモグリと思われるゾ〜♪らしいですwww
さて、交換完了☆
これからシッカリテストします♪
メーカーのアピールポイントである雨天時の安定性はいかに?!
BT39よりちょっとだけ長持ちしてくれたら幸せ♥
走るのが楽しみです♪
...最後に、タイヤの性能なんてどれ履いても自分には解らない!なんて言うオーナー様?!
...ソレは完全な思い込みデス☆
交換後、ほんのちょっとだけでも意識を向けてみるだけで必ず違いが感じられます♪
とってももったいないです☆
だって...それが我々ライダーの楽しみなのですもの♫
つづく
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