2021年2月11日木曜日

【ハーレーのタイヤ選び考察】

 ベガス本店ショールームです♪

【タイヤ】

オートバイにおいて走行中路面と接する唯一の部品。路面と接する面積は1本あたり名刺やクレジットカード1枚分ほどと言われます。この名刺2枚分が“走る・止まる・曲がる”というオートバイの基本性能や安全性に直で接しています。


さて、タイヤは消耗品ですので交換は定期的に発生します。当店でも日常的にその交換のご相談にのらせていただいておりますが、今日はハーレーなどのクルーザーバイクのタイヤ選びに関して一緒に考えてみましょう♪


☟二輪車用タイヤの基礎的な情報はコチラで予習を☟

ブリジストンHP

https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/howto/role.html


【クルーザーバイクに求められるタイヤの条件】

二輪車用タイヤにおける基礎知識や表記の見方などはタイヤメーカーさんほかWEBで閲覧できますので省略させていただきますが、特に当店が取り扱うハーレーダビッドソンやホンダGL1800などのクルーザーバイクにはどんな条件が求められるのでしょうか?


また、メーカー別のタイヤの善し悪しに対するユーザーレビューは多岐にわたります。それはユーザーによってバイクの走り方や使い方に違いがあることも一要因となっているようですがタイヤメーカーによってどんな違いがあるのでしょうか?


【USダンロップ製タイヤ】

ハーレー車が長きにわたって純正採用してきたロングセラータイヤ。車重が400キロを超えるFLHTCUなどにはこのダンロップ製をお勧めすることが多いです☆


ハーレーのタイヤ考察その①
【重たい車重に耐えうる荷重指数】

ハーレーは原産国では特に『クルーザーバイク』と呼ばれ、日本製のネイキッドやSSといったスポーツバイクとは一線を画するバイクとして扱われております。
クルーザーバイクは比較的重量が重たいこと、長距離走行用が特徴とされ、その重さを安定して走行・制動できる性能が必須となります。

ハーレーが採用しているタイヤサイズ(インチ)向きにリリースされている各社タイヤのほとんどがこの耐荷重指数に適合するクルーザータイヤです。

タイヤの剛性、我々はよく『カタさ』と呼びますが、これはタイヤメーカーによって異なりますのでツーリングファミリーなど極めて重たい車種は剛性を優先して選ぶことがひとつの定番となっております。

また、荷重指数や速度指数、剛性の高いクルーザータイヤは長距離走行を想定した“ライフの長さ”を併せ持っていることが多く長持ちします。


【ブリジストン H50バトルクルーズ】

二輪用タイヤとしてそのグリップ性能に定評の高いバトラックスのクルーザー版タイヤ。当店ではスポーツスターからダイナ、ソフテイルのユーザーが多く、ブレーキの効きや走行の安定性に対するインプレッションを耳にします。


ハーレーのタイヤ考察その②
【グリップ性能と安全性】

タイヤの性能面で最も目が行きがちなのが『グリップ性能』。しっかりグリップすることで第一にスリップダウンを防ぎたいからですよね。もうひとつ大切な性能が『ブレーキ性能』。
一般にグリップが良いタイヤは摩擦係数が安定しているためブレーキ性能も兼ね備えています。

タイヤは構造的に表層の状態だけが性能に影響すると思われがちですが、グリップ力やブレーキ力にはタイヤ全体のサスペンション性能も関わっております。

車重が比較的抑えられている、スポーツスター、ダイナ、ソフテイルなどでワインディングなどのスポーツ走行を好まれる方は、このような性能面を重視したタイヤをお選びいただく選択肢があります。

さらに、ここで注意したいことがタイヤの安全な交換スパンについて。

各メーカーはタイヤの推奨交換時期について、
『装着してから3年』
とうたっていることが多く、その理由が紫外線や経年によるタイヤの材質劣化、硬化などです。

タイヤ全般の構造的には、『劣化防止剤』なる成分が練りこまれており、それが走行することにより活性化する仕組みとなっているため、駐車期間が長いと案外にも劣化が早いと言われることもこれに起因しております。

また、タイヤは経年により硬化するということをよく耳にすることと思いますが、ここでいう硬化とは単にトレッド面と言われる表層面だけではなく、タイヤの弾性低下も指します。タイヤメーカーからの情報としてはこの硬化現象はタイヤの表面に爪を立てて判断できるようなものでは無いとのこと。

弾性低下が差すリスクとしては、タイヤ全体が伸縮することによって得られる『サスペンション性能』が低下することで、これはグリップ力だけでなくブレーキ性能や衝撃緩衝というタイヤの安全性能全般に直結しております。


【ブリジストン BT39バトラックス】

スポーツバイクを経験した多くの方が信頼を寄せるバトラックス。スポーツバイク向きにすでに開発済みであった同商品のサイズ枠を広げた結果としてハーレー適合商品となったという逸話からも信頼が置けます。ただし、適合はリリース当時のスポーツスター向け商品であったことから、フロントは19インチ、リア幅130の16インチのリリースのみ。他にBT39比ロングライフと言われ、より速度レンジの大きいVレンジ設定があるBT45も選択肢に有。



ハーレーのタイヤ考察その③
【安全に使用できる期間内で消耗するライフが理想的】

3年位でタイヤを交換することは、劣化したことが関わる路面影響によるスリップダウンや不意のパニックブレーキによる制動距離延長などのリスクを抑えるということです。

つまり、安全面を重視するなら使用期限を大きく上回るほど減らないタイヤである必要がないと考えることもできます☆


【AVON コブラクローム】

その個性的なスリックライクなパターンからカスタムバイクにマッチしやすく人気。また、直系モデルの全てがグリップに対する高い定評を有することから、走り重視のオーナーにも勧めやすいタイヤです。レース用タイヤのラインナップも持つユーロメーカー。日本と同じく山岳ルートに富んだ地形を思い浮かべると親近感を感じます。


ハーレーのタイヤ考察その④
【スタイリングも大切】
タイヤは安全第一であることに違いありません。ただし、バイクのスタイリングにおいてタイヤはドレスアップの役目も果たします。


【AVON MK-Ⅱ】

ブロック形状のクラシックタイヤは、クラシックというだけあり当時のスペックを保持したものが多く、割にライフが短くスタイリング先行型と捉えられがちですが、このタイヤはスタイリングとグリップ性能の両立に成功している稀な個体と感じます。パターン部が高いブロックタイヤのライフ特性は他のタイヤと変わらず一定量摩耗するとコーナリング時に“カド”を感じるようになります。


ハーレーのタイヤ考察その⑤
【性能はユーザーインプレッションも参考に】

冒頭にユーザーによる評価の善し悪しは多岐に渡ると記しましたが、自分に近い条件のユーザーインプレッションは案外に評価の一致をすることがあります。リリース直後のタイヤやお店にとってマイノリティな商品の場合は情報が乏しく前情報なしで自分で試すこととなります。ニューリリース商品はモデルチェンジ前の前身モデルの評価を参考にするしかありませんが実際は使ってみてです☆



まとめると、昔から一般的に硬いタイヤは長持ちし、柔らかいタイヤは高性能と言われますが、

クルーザータイヤ選びで重要な要素は、

①タイヤの剛性 
②特徴とする性能面(グリップ性能、サスペンション性能、旋回性能)
③ライフ設定 

などで実際にはタイヤメーカーごとのキャラクター特性が存在します。自分に合ったタイヤを見つけるためには、マシンへの適合条件とユーザーの使用環境との合致が理想的です。タイヤ交換時にはぜひその点を踏まえてお気軽にご相談ください♪


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2021年2月8日月曜日

【備えあれば乗り越えられる♪】

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まだまだ寒い日が続きますが、寒さを克服できるのもライダーを含むアウトドアマン独自の楽しみ☆



巷のソーシャルディスタンス活は、オートバイに留まらず、キャンプ、フィッシング、ハイキング、トレッキングをはじめとした楽しむことにストレスを感じにくい『身近なソロ趣味』が再注目されているそう。


モチロン、いづれの趣味も屋外での行楽ですが現地への移動中も含めた安全への備えも大切。今は安全面への配慮を万全にして、でも楽しむことが◎と感じます☆


さて、冬季の走行に慣れているライダーでも極寒での行楽にハードルの高さを感じている方も多いことでしょう。


でも、それも備えと工夫次第♪


春に向けて寒さまで楽しんでしまいましょう☆



【焚き火は冬だから楽しい☆】

冬のアウトドアにおいて寒さは案外カンタンに対策できます。
モチロン、バイクに乗るときと一緒でシッカリ防寒することは前提ですが、防寒の要とも言えるのが『焚き火』。

滞在する場所によっては昼夜を問わず氷点下となることもしばしば。

でも、ひとたび薪を燃やせばあたりはポカポカしてゆきます。

焚き火の温もりは炎が発する電磁波による“輻射熱”と呼ばれ、子供の頃学校で焚かれた石油ストーブやコタツも同じ理論だそう。太陽光でポカポカあったかいことも同じだというから、闇夜に自分で灯した小太陽なんてロマンチックなこと思ってみたりしてw


さらに焚き火料理で身体の中から温めればもはや言うことナシ!


ご家庭にこんなステンレスの鍋ありませんか?!
昔、居酒屋のチゲ鍋を家で再現したいと思って買った鍋が長らく眠っておりました。

この中にステンレスの皿を置き、その中に市販のウッドチップを敷きます。


あとは、網を敷いた鍋に食材を投入してフタをするだけ☆


スモークソーセージ


燻製たまご


鳥のササミ

何もする必要がないからある意味インスタントラーメンを作る工程と大差ありませんw
まさに安上がりなゴチソウ☆

肝心の味は...
それほどにウマいものでもありません(笑)


ちなみに、薪を燃やす焚き火のほかにも炭を燃やす『炭火』がありますよね。暖かさなら大きな炎による輻射熱が強い焚き火に軍配が上がりますが、より調理に適しているのは火力温度が安定している炭火だそうです。

炭火で調理した食材はガス火よりもはるかに美味いという定説があります。これも家ではできない愉しみ♪

ここで、炭を持っていないときの小知恵☆


灼熱の炭床に見えますが、コレは『熾火』と呼ばれる先ほどの焚き火を落ち着かせたモノ。炭火と同様安定した火力となり、炊飯もこの熾火で炊いたほうが上手くいくとの噂も。

熾火をつくるコツは燃やした薪がゆっくり燃えるような平置きの焚き火台を使うこと。ウッドストーブなどの煙突効果が高い道具だと完全燃焼してしまって熾火になりにくいのです☆個人的には針葉樹よりも広葉樹の薪のほうが粘り強い熾火になる気がします。


【ランタンに火を灯し夜を楽しむ】

焚き火の恩恵は特に日没後に顕になりますが...


場合によっては寒さが勝る気温になることも...w

寒けりゃもう寝ちゃうって方法も有効ですが、冬の醍醐味のひとつである澄んだ星空を眺めないで寝るのは少しもったいないです。


で、これがそんな時に使うリーサルウェポン。
釣り師御用達。昔懐かしの『あんか』です☆


パカッと開いて、


灼熱の礫を放り込みます!


あとはカバーをして、お腹の中に突っ込んじゃいます☆

そうすると、まるで高温の犬を抱いているような感覚で氷点下でも快適に天然プラネタリウムが楽しめます☆☆

この暖かさはおおよそ朝まで続くから先人の知恵はスゴい!!


冷え込んだ朝は、氷の世界も堪能☆


う〜む!
やっぱり交換直後のバッテリーはスゴイ!!
氷点下でもこの電圧☆一発始動でした。
ちなみにスリーマイルズSVRバッテリーですw



皆様の楽しみ方もぜひ教えてくださいね♪


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2021年2月6日土曜日

【春一番!でもまだ寒さ対策を☆】

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先日は春一番が吹いたそうな、間もなく春の兆しを感じられそう?!


いやいや、とはいえ我々はライダー。

バイクの寒さ対策はまだまだ必要そうです☆


...というコトで今日は『個人的な経験から学ぼうセミナー』です。


第1回目テーマは『寒さのキケンを知るコト』


つい先日、ちょい走りをした時のコトです。


出発時刻はシーズン中と同じくAM5:00。年末年始に700kmほど走っても気温的にはヘッチャラだったので完全に抜かっていました!



まさに避難状態で到着した東名高速道路足柄SA。

想像以上に真っ白になっていた富士山が心理的にも追い打ちをかけました(泣)

...ってどうしたのかと言うと

『想定外の寒さにヤラれた』

ですw


冬場は特に気温計を持ち歩いていることが多いのですが、足柄SAの外気温は氷点下!

草木や石などは真っ白く凍てついておりました。


さすがに私もナイスミドルなライダーの仲間入りを果たしておりますので、冬のツーリングなどそれなりに経験しております。

ちなみに装備は電熱ウェアは操作が面倒で置いてきてしまいましたが、グローブやネックゲイターを含めちゃんと防寒装備済み。

2月ということから路面にだけは注意して走行していましたが、普段から一切立ち寄らないPAはスルーして走っていたら知らず知らずのうちに体がカタく硬直し、指先の感覚が全く無くなり、なんとなく眠〜くなってしまい、おぼろげに遭難する感覚を覚えました。

なんとか意識を保ちながらギリギリ感満載でSAにたどり着き、あたたかい缶コーヒーとカロリー摂取で回復。事なきを得ましたが、マッチポンプだなどと言う余裕は無く、寒さという冬の走行には当然の事柄でも想定外は有り得るという経験でした。

...で、反省してみると...



そもそも過去の経験から冬の寒さをそれほど恐れていなかったため...

・走り初めから即高速走行。ほぼシーズン中と同様の速度で高速道路を巡航した。
・シーズン中とほぼ同じ休憩ペースで走行した
・出発前にはおおよその気温を知っていたが、郊外に向かうにしたがい低下する移動中の気温変化をあまり気にしていなかった

が原因でしょうか☆


...今では素直に反省していますが、そのときは少しキツネにつままれたような気分でしたのでバイクと寒さに関してイロイロ調べてみましたところ興味深い事実が...


それは、

『体感温度』!!


体感温度とは気温計が差す数値とは異なる、人間が肌で感じる温度を定量的に数値化したものだそうで、実気温のほかには主に『風速』と『湿度』、前日も含む『日射量』などが起因しているそう。

そりゃ、たしかに0度くらいの冬日を歩くときダウンなどのアウターを着てればたいしたことないけど、ちょっと風が吹くだけで凍えちゃいますものね♪


ちなみに、体感温度が極めて低い場合に発生するリスクは...

手足がかじかみ操作ミスの原因となる、脳への血流が低下して集中力が低下する。

などだそうで症状的には先日の私と合致します。



【そんな冬にバイクに乗るときの体感温度とは...?!】


例えば、外気温マイナス2℃の中を走行した場合の体感温度は...


下道走行を想定した時速50キロで走行時にはマイナス16.9℃!


そして、


高速道路を時速100キロで走行時には、

なんとマイナス23.1℃!!


突然マイナス気温を聞いてもピンとこないかもしれないのでその参考としては、外気温15℃の中、時速50キロ走行時の体感温度がほぼ0℃。時速100キロ走行時ならマイナス6℃だそうです☆


この指標はあくまで時速を風速に換算した場合であり、さらに10℃以下の外気温に湿度の影響を加えた場合は、湿度が高くなるほど体感温度は低くなるのだそうです!つまり、カラッと乾いた平野部よりも、森林の多い地域や山岳部は湿度が高くより寒い。さらに、隣接する日付を含めた日射量も影響することから山地などは斜面の形状により日照量が左右されるためコールドスポットが出来やすい、雨の日なんぞはモチロン、曇り続きの日や雨の日の翌日なんてサイコーに寒い!という計算らしいです☆


...というコトでひとつの経験が文字通りベンキョーになってしまったワケですが、まとめると、


・バイクで走行する場合は、気温ではなく体感温度を知ることが重要

・同じ外気温でも走行する場所によって体感温度が異なるため、外気温○○℃なら大丈夫はあまりアテにならない

・速度に比例して当然体感温度が下がるので、一定の高速で巡航する時間が長くなるほど断続的に体温が奪われ凍える

・信号停車があったり、速度に緩急が生ずる下道走行ならまだしも、速度を緩めることができず、一定距離間は走り続けなければならない高速道路を夜間や早朝走行するときは要注意!


無理しないで電熱ウェアを着る☆



おしまい


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2021年2月2日火曜日

【緊急リポート!バッテリーの寿命とCCA】

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バッテリートラブルは冬の風物詩。


今年も例年と同様に複数のご相談を受けているアリサマですが、一度バッテリー上がりを経験すると誰もが一度は思うはず。

『なぜバッテリーが上がるのか?』という疑問。

そして、新品に交換するとその疑問を忘れてしまうのですw


WEBにも詳細な情報が多数散見されておりますが、今日はその要点だけおベンキョして終わりましょう☆


【バッテリー上がりとは?!】

バッテリーにエンジンを回すだけの電気のチカラが足りず、エンジンがかからないこと。


【バッテリー上がりの判断とは?!】


セルスタータを押すと、『((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ』という普段聞いたことのない音が...。エンジンが空回りしているような音がしてエンジンがかからない。これがバッテリー上がりの音。

【バッテリー上がりの前兆とは?】


いつもならセルスタータを押した瞬間、グルグルッと躊躇なく回る音がするのに、押した瞬間『グッ』という“タメ”が入る。または、明らかに力が弱く、ギリギリかかる。はバッテリー上がりの予兆。インジェクションモデルの場合、それと同時に黄色のエンジンチェックランプが点灯することもあります。低電圧が原因で。


さて、ハーレーのバッテリー上がり対策は、
① AGMバッテリーをはじめとしたハーレー純正採用品に準じたバッテリーの使用
②『定期的な補充電』
ですが、なぜバッテリーが上がるのかのテーマに戻します。


【とっても複雑なバッテリーの内部構造】

【バッテリー内部が劣化する】
これがご名答ですが、そのの具体例は(極板の腐食、サルフェーション化、浸透短絡)など。
バイク独特の振動もこれに影響しています。

【低気温で電圧が落ちる】
バッテリーは寒いというだけで瞬間的には弱ってしまいます。古いバッテリーはこの影響が重なってしまい上がりやすいというワケ。(電圧値は通常12.5V・6が良好な始動が可能な正常値ですのでそれ以下になれば始動性が悪くなってゆきます。)

【バッテリーが上がるまでの期間】
これは一概には言えません(車種・仕様、補充電の頻度や走行環境、車庫環境など)が、悪条件が揃えば1年位で上がることも有り得ます。

【バッテリーには『預入れ』と『引出し』機能がある】
充電したばかりなのにバッテリーが上がった。なんて経験をお持ちの方もいるかも知れません。バッテリーにとって補充電は『預入れ』。エンジン始動時は『引出し』。と例えます。バッテリーの老朽により引出し機能が損なわれると、溜め込んだ電気が引き出せなくなり、やはりバッテリーは上がります。

さらに、感覚だけでは把握しきれないバッテリーの状態を知る上では、
『CCA算出』
が有効です。

【CCA=コールドクランキングアンペア】

皆さんにとっては聞きなれない言葉では決してありません。当店で各種点検をお受けいただいるバイクは全てその点検がすでになされておりますのでw


コレがいわゆるバッテリーの『通知表』。
車検の時に説明を受けた記憶ありますでしょ?


ここにCCA算出値が載っております。


『CCA』とはバッテリーを診断・測定するための米国規格基準値。

最も解りやすい日本語に置き換えると、
『寿命』や『スタミナ』
で今のバッテリーが使えるか否か判断するための指標となります。

CCAが何の数値かというと...

重たいエンジンを電気のチカラで回すには、相応の負荷(抵抗)がかかります。


それは重たいリアカーを押すときに必要な脚力と同じ。細かくいうと瞬発力、そして持久力でしょうか。脚力がリアカーの負荷に耐えられるかどうか。

それを判断するためのテスター検査ですが、計算上、バッテリーに一定の負荷を与えた想定でその能力を算出するというイメージで考えてOKです。


【もう少し詳しく知りたい方へ】
CCAとは摂氏マイナス18度の低温状態で端子電圧の放電を行った場合、30秒後7.2V以上電圧キープできるかの限界電流と定められています。この温度設定は華氏換算で0度であることに由来しており、実際のテストでは専用テスターによって、内部抵抗値と端子電圧から計算によって算出されています。


【バッテリーが上がった原因はバッテリーだけのせい?!】

ずいぶん長い年数を過ごしたバッテリーが上がったときは、バッテリーの劣化が原因の確率が高まりますが、バイク本体にその原因が生じているリスクもあります。



クランクケースのプライマリーチェーンケース側に内蔵されている『オルタネーター』。お父さん世代だとダイナモと呼ばれたりもしますが、発電機です。これが壊れると発電されなくなり、走れば走るほどバッテリーの電気が使われ、挙句の果てにはヘッドライトはおろかニュートラルランプも点かなくなります。もちろん止まります。




これはよく見ていることでしょう。『レギュレター』。
レギュレターはオルタネーターで発電した電気を、バッテリーに貯めることが可能な電圧に清流する役目と、適した電圧値に制御する役目と、バイクを車庫に停めている間の放電を抑えるといういくつもの役目を果たしております。いずれの機能が損なわれてもバッテリーが上がる一因となります。最悪、バッテリーが破裂することにさえ繋がります。


...というコトでバッテリーが上がった際は念のためにもこのような車体側電装品のテストも合わせて行うことがベター。まさに転ばぬ先の杖。


しかし、お店でこのようなご説明を差し上げると...
『知らぬが仏だねぃ』
『それを知っちゃうとなんだか遠出が不安に...』

...その気持ちは私も同じw

以前はバイクに予備のレギュレターを積んで走っていたこともありましたが、今はコレに切り替えました。


【バッテリーテンダーのオプション電圧計】



超小型の簡易電圧計。
最重要ULギアのひとつです☆
モチロンCCAなどを算出することはできませんが、車体側トラブルを疑う一番の指標となる端子電圧と発電電圧をデジタル表示。数字がニガテな人も安心のグリーン、イエロー、レッド3色のインジケーターが同時表示されます☆

使い方はいつも車庫で充電するときに差し込むバッテリーテンダーの車体側コードに接続するだけ。

これで、ツーリング前によろしくない数値結果が表示されたときはツーリングに行く前に念の為にもお店に寄るべしと判断できるようになるのです☆

その時に予備のレギュレターまで持参していたらもうカンペキ☆



もうひとつのオススメが、最近仕入れたバッテリーテンダー防水版。
屋外駐車場だったから充電できなかった方への強い味方♪


つづく


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2021年1月29日金曜日

【伝説のハーレーが帰ってきた!】

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今日は新入荷情報☆




全世界1777台限定販売の激レアレーサーモデル!

H-D XR-1000
1984年式
走行 16895マイル
・国内登録済み
・当店にてエンジンフルオーバーホール後若干距離走行の実動車

単に限定車という枠に収まらず、H-D市販車としては他に類を見ないマシンとして日本国内でも完全レプリカモデルの開発・製造がされたほどのカリスマ的ハーレー。その数々のヒストリーは未だにネット上に幾つも記述があるのでH-Dファンならあらためて要チェックを☆


その独特なるエンジンの造形美ばかりに見入ってしまいますが、本機は当時ダートトラックレーサーとして活躍したXR-750をビルドアップした市販モデル。


ツインキャブ、左側取り回しマフラー設計のアルミ製シリンダーヘッド、2003年に至るまで長きに渡って採用された高い剛性を備えたメインフレームなど本機だけの専用設計が満載☆


エキゾーストは細やかな排圧調整が可能なスーパートラップ。オープンエンドに合わせて緻密なキャブセッティングを実施済みです☆


レーシーなツインメーターもストック状態☆
文字盤のフォントが80年代の雰囲気を一気にフラッシュバックさせてくれます。


H-Dファン的な眼で見ると、まさに新旧融合。アイアンスポーツからエボリューション時代への過渡期を感じずにはいられません。


純正採用のデロルト製キャブレターをツインで装備。
乗り味の印象としては、ツインキャブということもあり昔のHS40にも似た重厚感のあるスロットルのツキ具合からグイッと開けると一気に吹け上がるトルク感が、このバイクの乗り手全てをストリートレーサーに変えてしまうような魔力を感じます。


後のレプリカシートにも影響を与えたソラマメシート。


初期EVOまで採用れていた35φナローフォークに装着された当時モノのオプションパーツであるSEスタビライザー。もちろんヴィンテージパーツです。


タンクキャップもEVO時代採用のスクリュータイプ。このマシンでカムタイプだとおそらく速攻ブッ飛んじゃうかも?!スクリュータイプでも落とすことがあるので注意!私だけかw


シンプルかつ高剛性な9本キャストホイールにダブルディスクブレーキ。
元オーナーサマは筋金入りの旧車フリークですのでメンテナンスはモチロン、お手入れもバッチリ。



標準チェーンドライブが一層レーサーモデルを感じさせます。
ベルトドライブとは異なり前後スプロケット調整が可能でワンメイクごとのセッティングも楽しめちゃいます。



走りを極めるなら、立ち止まらないこと☆


たぶん、このバイクをこうやって普通に売っているお店は無いでしょうw

現状販売お渡しにて販売いたしますが、法定24ヶ月点検や油脂類の交換、車検&登録など別途有償にてご要望いただけます。

当店在庫車情報は...
http://www.vegas.co.jp/cgi-bin/baiku.cgi?class=1

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