2019年3月21日木曜日

【ハイカム講座】

『サンダーMAX』、『ディレクトリンク』などのインジェクションチューニングは当店でも認知度が高く、全てのインジェクションハーレーが調整レベルで気軽にパワーを上げられる手法として一般化しております。

そして、インジェクションチューニングがお済みの方、また、これからインジェクションチューニングをご検討いただいている方からのご質問が多いのが『ハイカム』のワード。最近増えてきてましたので過去の記事を改訂し載せちゃいます♪

【☆カムシャフトQ&A in Vegas☆】


Q1.カムシャフトの役割とは何ですか?


エンジンの腰下、カムカバー内に組み付けられている『カムシャフト』。エンジンの性格を決定付ける重要な役割を担うパーツのひとつだ。





A:
カムシャフトは基本的にエンジンの性格を決める重要な役割を担う部品です。
エンジンの内部で回転して吸排気のバルブを開閉させています。
カムシャフトを見たことのある方はわかると思いますが、カムを横から見ると卵のような形をしており、このカム山の部分でロッカーアームを動かしバルブを開閉させています。
このカム山の形状によってバルブの開いている時間、タイミングを決めています。
つまりこのバルブが開いている時間、タイミングを変えることでエンジンの性格が決まります。
よって、エンジンをチューンする場合どういう方向性にするか最終的に排気量はどうするのか、トータルでバランスを考えて選ぶ必要があります。






Q2.では、『ハイカム』って何なんですか?


画像はレッドシフト社製ハイカム 525HS
ツインカムモデル用で低・中速からパワーバンドが広いことが特徴


A:
カムシャフトがカム山の形状によってバルブを開いている時間、タイミングをノーマルから変更してよりパワーを出そうという狙いです。
カムのベースになる真円(ベースサークル)からカム山の先端までをカムリフト、カム山の始まりから終わりまでをカムローブ、 角度で表すと作用角となり、その形状をカムプロフィールといいますが、リフト量を増やすとバルブが開いている時間が長くなり、より多くガスを吸い込み、排気する事でパワーが上がります。
一般的にはレースなどで多く使われてきたこともあり高回転型のものが主流だったと思います。
しかし、ハイカムと一言で言っても高回転型のものから低、中回転重視のものまで幅広くラインナップされており、自分の走り方に合ったものを選ぶことが可能となりました。

特にハーレーにおいては近年パワー重視の高回転型より乗りやすさを優先した低、中回転でのトルクアップレスポンスアップを重視したカムが主流となりつつあるようです。



Q3.ところでたくさんあるハイカム、どうやって選ぶ?




カタログを開くとハイカムの種類はざっと100種以上にものぼる。
膨大な種類から自分が欲しいハイカムを選ぶためには?!


A:
好みの問題も有るでしょうが、ハーレーを日本の道路事情で走らせる上では乗りやすさを重視したほうがいいように思います。 アイドリングも安定し、アクセルを常にワイドオープン!とせかされる必要もありません。最終的にカムだけを考えず、チューンナップ先を見据えたトータルでバランスが取れる選び方がいいと思います。特に1584cc化以降のTCエンジンの場合、周辺箇所のアップデートがデォルトで進んでおり、必要最小限のカスタム工程でツーリングユーズとして十分に体感できるパフォーマンスを稼ぐことが出来ます。
当店ベガスでは、そんなベストチョイスしたカムをパッケージングしましたので楽しみにしてください。




Q4.ハイカムにするメリットは?




A:
単純にパワーアップ、トルクアップ、レスポンスアップで気持ちよく走れます。
排気音も図太く歯切れのいい感じになります。カムを変えただけでもよく音が変わったといわれます。ハーレーらしさが増します。


Q5.ハイカム化できる適合車種は?

A:
新旧ほとんどのハーレーダビッドソンで施工可能です。ツインカムモデル2007年以降インジェクション仕様車はカム交換に関連する周辺部品がアップデートされており、必要最小限の部品交換により手軽にパワーアップすることが可能です。初期型のツインカムモデルやエボリューションモデル以前も同様ではありますが、後発された周辺部品を合わせて交換することにより、パフォーマンスだけでなく耐久面やメンテナンスも兼ねることができます。XR1200Xなど一部の特殊モデルはノーマルのカムシャフトを加工する方法もあります。また、2018年より登場したM8モデルはエンジン構造的にインジェクションチューニング単体でのパフォーマンスの伸びしろがツインカム以前のモデルに比べ少ないことからハイカム化の有効性が高いと言われております。



Q5.ハイカムのデメリットは?

A:
カスタムによって生じるコストとカスタムリスクでしょうか。車種とカムチョイスによっては、カムだけポンと入れ替えるというわけにはゆかず、同時にパーツ交換が必要だったり、アップグレードが必要だったりもします。
例で言えば、プッシュロッドをアジャスタブルタイプにしたり、ハイリフトによるケースやピストンなどへの干渉から加工を要したり、対応するバルブスプリングへの変更などです。

エンジンにもよりますが、一般に、よりピーキーな変化を求めた場合に周辺箇所の加工や部品のアップデートが必要となりコストが大きくなりがちです。また、それに伴い走行時の扱いがデリケートになる場合も。そのようなデメリット的カスタムリスクを大きく抑えながら、ツーリングなどの一般的な走行において確かな違いや乗りやすさを実感できる指向として、『ボルトinカム交換』を推奨します。ボルトinカム交換とは、大幅な加工を必要とせず、基本的にはノーマルのカムシャフトと交換するだけで求めるパワーアップを図ることができる手法を指します。

また、一般に少なからずメカノイズが増えます。 ツインカムでギアドライブへ変更するとさらにギア同士のバックラッシュからノイズが出る場合があります。
そのような点を踏まえご注文いただければ、ノーマルでは味わうことのできない体感や楽しさを手に入れられるでしょう。


今週末、店頭ではさらに詳しいご説明をいたしますのでお気軽にお店に遊びに来てくださいね♪




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