2022年1月13日木曜日

【☆ツーリングハイク(下見)情報(屋久島宮之浦岳編 第3話)☆】

 前回からのつづき☆

高塚避難小屋泊から一晩が明けました☪



【起床直後の避難小屋前の状態】

昨晩、今思えば相当な風の音が響きつつ、吹雪いたため景色が変っております.☃︎.'.°☽

風はまだ強めなものの、降雪は落ち着きつつ。

ちなみに昨日の白谷雲水渓入山から携帯電話は一切不通のまま...。

この時、ワタクシはハイキングを続行するか撤退するかの判断を迫られておりました。

...日頃お天気ひとつをとっても携帯電話に頼って意思決定をするクセが染み込んでいるので、こんな時、一時的でも情報難民と化した自分の脆弱性を痛感させられます。


昨晩、この高塚避難小屋に避難したハイカーはワタクシを含めて3組。で、ワタクシを除く2組は今朝ほど早々に撤退を決めて荒川登山口へと下山していきました...。このこともワタクシの判断を左右する影響力がありました。

...と、ここで奇跡が!

この高塚小屋の入口付近だけ微弱ながら3G程度の電波が通っていたのです!(もし行かれる方、コレはとても重要な情報です!!)

迷わず、『ヤマテン』にアクセスすると、

『吹雪など荒天のピークは大晦日午前中。元日以降は東シナ海から張り出した高気圧の影響から兼ねて晴れる』と...!

これが決行の決め手になりました☆

ここ高塚避難小屋は標高1360M付近。高度を上げ稜線に出てしまうと強風で飛ばされることを懸念して今日はコースタイム1時間先の『新高塚避難小屋』までの移動を優先することに決定しました☆


行動開始直後、下ってくる二人組とすれ違います。この先の新高塚避難小屋からの撤退組みでした。気持ちは共感します。またスケジュールがそれぞれありますので。


雪面のトレース(踏み跡)はノンアイゼンでしたが、念のためチェーンスパイクを装備。


ストックにもバスケットを付けました。





この時、おそらく最大風速は10メートル以上吹いていたかも知れません。ヤマテン予報データだと18メートルとか20メートルと書かれていましたので。

しかし、この山域の構造上特徴なのか、台風のような轟音がビュンビュン響いて聞こえるのに登山道は意外にも穏やか。山域全体的に酷い倒木も少ないので、屋久島特有の豊かな樹林帯に守られているのだと感じました☆








『あったー♪』

コースタイムよりやや遅めの1時間30分で『新高塚小屋』に到着☆

中には先客のソロハイカーさんがおり、互いに情報交換をした結果、翌日の元日、共に早朝ピークアタックしようという計画に落ち着きました☆


...ということで、今日は半日避難小屋で待機となりましたので、避難小屋での非日常を徹底リポート 笑


ここでおよそ標高1500M。ホームグラウンドの野反湖テント場と同じくらい☆

今朝出発した高塚小屋よりも積雪が多いです.☃︎.'.°☽


このデッキがテント場。

ちゃんとリフレクタつけておかないと夜中トイレに行く人が引っかかりそう。

テント泊予定だったのでもちろんテント一式を積んでますが、避難というテイなのでコチラは利用しませんw


...そして次にやるべきことが水の確保。


...おっ、あれか?


小屋を背にしたテント場のウッドデッキから見える位置にこの最短距離の水場があります。


水道がある日常に慣れつつも、限りのある恵みが受けられることへの感慨深さ。


さて、そんなこんなでちょうど昼食の時間に🍴( ¨̮  )💬💕


テント泊の時も基本的には同じですが、一見時間を持て余しそうな山での1日は、必要限度の食事を作っては食べて、他にハイカーがいれば情報交換しつつ荷物を整理するくらいで就寝となります。読書ができるなんて人は上級者☆でもワタクシにはラム酒がありますので!余計はかどらねーw


調理は限られた燃料を節約することも大切で、今回初トライしてみたのが『スープパスタ』。インスタントラーメンと同じ煮込み時間である早ゆでペンネにトマトポタージュの素を投入。ゆで汁をこぼさずに済み身体も温まる王道レシピ。


鹿児島土産の炭火焼き黒豚を添えて...
『ウマイ、ウマふぎるっ...zzz』


コチラが避難小屋内、就寝準備完了の図。

ちなみにテープの仕切りはMAXで避難者を収容した場合の間仕切りですが、今日が大晦日だとは言えここに来るハイカーは少数。広々と使用させていただきました☆

冬の就寝ギアのお気に入りは『防水シュラフカバー』。

表面の青い生地がソレで、袋状のカバーの中にエアマットとオレンジのシュラフをまるっと入れちゃいます。すると、夜中マットからズリ落ちる心配もなく抜群の保温力。移動させたい時なんかもひとつかみでOK☆外気温マイナス5〜6度程度の小屋泊だとちょっと暑いかも。


翌朝の進路もチェックしておきます。


待っておれ、ラスボス宮之浦岳よ!


この日最後の食事はやっぱり『年越し蕎麦』。
だって、日本人ですもの♪


結局この日の終わりまでに避難所に転がり込んだ登山者は日没頃になだれ込んだ山岳会5名御一行様を含めて計10名。変態もこれだけ集まればようやくマトモな人々に?!

山岳会御一行以外のワタクシを含めた孤高のソロハイカー5名はこのあと深夜3時30分、暗黙の了解のもと一丸となって頂に挑むのであった...w


深夜1時50分頃、目覚ましをかけた2:30よりも少し早く自動的に起床☆


間もなく決戦の2022年元日!


ピークアタックの結果はいかに?!


つづく


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